第2日(12月22日)
本日はコッツウォルズ地域の観光。
訪れるのは●「イギリスで一番美しい村」と言われるバイブリー
       ●コッツウォルズ地方のベニスと呼ばれるバートン・オン・ザ・ウォーター
       ●シェイクスピアの生家のあるストラットフォード・アポン・エイボン

7:00〜ホテルのレストランで朝食、玉子はオーダーでオムレツもできるが小生はたくさん焼いたのが置いてある
目玉焼きをとる。
生ハム、ハム、ソーセージも立派なのがおいてある。野菜もたくさんあり立派な朝食でたくさん食べておく。
7:55 ロビー集合だが一行12名全員がちょっと前に揃い、7:57バスに乗車、出発。
外はまだうす暗い。添乗員Kさんの他にイギリス在住20年という日本人女性のSさんが現地ガイドとして乗車。
大きなバスにガイドさんいれても14名なので二人掛けの座席を一人づつ使用してもまだ空いた席がたくさんある。

Sさんより今日訪ねる村や町の説明そしてコッツウォルズ地域の歴史の説明がある。
恥ずかしいことに”マナーハウス”などはじめて聞く言葉である。
バスはすいた高速道を順調に走る。道の両側はところどころに並木のある牧場、畑でその隅の方に家があるという丘陵。牧場、畑(作物は小麦?)はみどり。並木は落葉樹で落葉していて葉っぱはないのでまわりがよく見える。
8:35 バスの真うしろから陽がさしてくる。まわりが明るくなりきれいな風景だ。
この地域は15世紀ごろから羊毛の産地として栄えたが19世紀〜この地域の羊毛のブランド価値が下がり
羊毛業は衰退した。しかし牧場を放置することなく慈善団体と国が保存に務め、20世紀からは観光地として
有名になった。現在飼われている羊は羊毛より肉食用主体の品種である等の説明がある。
9:00 雲の殆どない上天気となり、空気のよく澄んだきれいな風景の中を走る。

コッツウォルズへ行く途中の風景

この地域は私有地でも自然保護のために勝手に開発することができないよう多くの制限が定められているとのこと。
この地方で産出する黄色みを帯びた石灰石(「ライムストーン」、「コッツウォールストーン」と呼ばれている)で
牧場の境界や柵のために築いた「ライムストーンウォール」が残っているところがある。
この石は時々現われる小さな集落の古い家や塀にも使われているとのこと。
そんな説明を聞いている中に9:30 バイブリーに到着。クリスマス前の日曜日で道路が空いていて
いつもより時間かからずに着いたとのこと。空気は澄んでいてさわやかで、きれいな水の小川が流れている小さな村。
小さなホテルと鱒の養殖場、その近くの1軒の土産物屋以外は民家というほんとにちいさな村、
駐車場の正面、沼地のむこうによく写真で見るアーリントン・ロウがある。

バイブリー  アーリントン・ロウ バイブリー  アーリントン・ロウ

小川沿いに進みアーリントン・ロウの前を通り、沼地を1周するようにもどってくるのが標準のコース。
まだ早いためか、殆ど人は見えない。さっさと歩くと10分もあれば回れそうな距離だが
それでもその間にゴミひとつなくきれいに掃除されている。
たまぁ〜に走る車以外は音もなく静かで石の建物は無彩色で何十年も前にタイムスリップした感じ。
これがハイシーズンだときっと観光客であふれ、にぎやかでこんな雰囲気は味わえないだろうと推測すると
今日来てよかった!と思う。
写真撮影しながらもどり土産物屋を覗く。Tは熱心に見て回っている。彼女たちにとっては買い物も旅の楽しみなのだろう。
旅の前からロンドンとパリの自由行動では半分の時間はデパートに行くという希望が入っている。
バイブリーには40分の滞在でバートン・オン・ザ・ウォーターへ向かう。外の風景は変わらないが天気は変わり黒い雲が
出てきた。雨も降って来る、すこしすると青空をバックに牧場の上に二重の虹が見える。

バイブリー⇒バートン・オン・ザ・ウォーターへの途中


10:40(30分ほどで)バートン・オン・ザ・ウォーターの広い駐車場に着く。バス降りる時にはポツポツだった雨がトイレを
済ませて出てくると強く降っている。慌ててバスに傘をとりにもどる。家と家の間の狭い道を5分ほど歩き、川のほとりに古い家が並ぶ町の中心地にでる。歩いている5分の間に雨は止み陽がさしてくる。天気の変化は目まぐるしい。
川の水はきれいでレンガを使った歩道橋もいい。川には鴨が飼ってあり小さい子が餌をやるところに集まっている。
水面と道路&家のところの高さの差はかなり少ない。大雨が降るとすぐ床下浸水しそうな感じである。
川沿いの芝生にも道路にもゴミひとつなくきれいである。

バートン・オン・ザ・ウォーター バートン・オン・ザ・ウォーター


すこし歩くと自動車記念館とか、村のミニチュアでガリバー気分が味わえる設備があるとのことだが
Tの希望はお店が見たい!とのことでボディーガード役は孫娘についていろいろな店をまわる。
11:45 ストラッドフォードへ出発。
12:15頃右側に古城のような建物が見える、おそらくマナーハウスが残っているのだろう。
カメラ準備する間に通り過ぎて撮影できず残念。
12:30 シェイクスピアのお墓のあるホーリートリニティー教会に到着。
教会内部の奥深く有料ゾーンにあるシェイクスピアのお墓にお参りする。
小生は見るという感じだが、本当にお参りしている(=祈っている)という感じの一人の外国の青年が印象に残った。
30分ほどの滞在で教会のすぐ近くのレストランにむかう。昼食はトマトのスープとローストビーフ、飲み物は
地元のエールビール。ここのビールはちょっと味がうすかった。1時間で食事を済ませシェイクスピアの生家へ行く。
シェイクスピアが有名になる前に住んでいたところで手袋屋であったという。手袋を作る工房や家族の寝室等
木造の古いイギリスの民家を見る。(シェイクスピア記念館ではないので当然だがーー)

ホーリー・トリニティー教会
<教会内にシェイクスピアのお墓がある>
シェイクスピアの生家

 
見学終わって庭に出ると雹が降っている。とにかく天気の変化は激しい。
出発までの自由時間(55分)やはりTについてお店巡り、Tは駐車場から生家まで歩く途中に行きたい店をちゃんと
チェックしていたのだ。
15:25バス出発、途中道路がすいていて予定より早く走れたようで飲み物売っている店に寄ってくれる。
部屋で飲むためカリフォルニアワインを買う。
17:30ホテルにもどる途中のレストラン(というよりパブ)で夕食。
夕食はフィッシュアンドチップス、本日のフィッシュはタラ、このタラが大きい、それ以上にチップスのじゃがいものキレが
大きくかつ量も多い。飲み物はビール”Bitter"の大たのむ。
日本で生ビールを飲む時に大というと少なくとも500mlよりはかなり大きいがこちらでは大が500mlという感じ。
このビールはしっかり苦みが効いており美味しい。それにしてもビールを飲んだ小生にはチップスの量が多過ぎて
すこし残す。食事1時間ちょっとで終わり、バスで30分ほどかかり、19:00過ぎホテルにもどる。
本日はゆっくり入浴し、日本から持ってきたさきイカをつまみにワインを少し飲んで22:15就寝
<最初の3時間ほどはぐっすり眠れたが後はほぼ1時間おきに目がさめた>

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