第4日 (12月24日)
本日は午前ロンドン発、ユーロスターでパリへ。パリ市内車窓観光しながらベルサイユ宮殿に行き、宮殿と庭園観光。という予定。

8:00 ホテル出発。セントパンクロス駅へ向かう。クリスマス休暇で道路すいていて(通常より時間かからず)30分ほどで
セントパンクロス駅に着く。スーツケースは旅行社の方で輸送手続きとってくれる。荷物下ろし終了後バス下車。10分足らず歩いて、
8:45にはチェックイン場所に着く、この時点では行列になっていない、まだ時間あるので30分間自由行動。駅構内にも店があり
Tはポンド残すことないので残っているポンドチョウダイ!と言ってさっそく売店へ、本屋を覗いてみると言う。
小生は駅構内をウロウロしてみる。1階にエスカレーターで上がって見ると同じ建物の中、ユーロスターのプラットフォームと
少し離れたところに国内線の改札口がある。ここに上がるエスカレーターには右側に足のマークがある。止まる人はこちらという
マークだと思う。Tは本屋でイギリスの絵本を買ったという。

9:20から10分ほどでセキュリティ通過。日本の空港の国内線のセキュリティーに近い検査。荷物やコートをX線検査し、
人は金属探知機のゲートをクグり、パスポートとチケットをチェックするとお終い。
イギリス出国のハンコはない。ここにも店があり時間もあるので自由行動。
発車20分前 10:05 1階のプラットフォームにあがる。既に列車は入っている。プラットフォームで写真撮影後乗車。
この列車は18両編成で長さは389mもあるとのこと。われらのグループは全員1号車。片側2人掛けの座席、ボックス席もありわれわれは名古屋から来たという親子2人とボックス席。座席は幅は広いが前後の間隔は広くない。男同士が向き合うと膝があたるので交叉させないといけない、真ん中の通路も広くはない。1号車は中に仕切りもある。途中で覗いた2号車はボックス席なく全席2人掛けのシートであった。座席は車両によって違うようだ。(後で調べて見ると)ユーロスターにはスタンダード、スタンダードプレミア、
ビジネスプレミアの三つのクラスがあるとのことで座席も違うようだ。われわれが乗ったのはスタンダード。
シートは固定で日本の新幹線のように転回して進行方向をむけるということはできない。
10:25 定刻に音もなく発車、10:35には郊外で牧場も見える。ロングレールで静かだ。
線路は高架でなく土地を切り開いた低い所を走っている時がかなりあり、景色が見えないことがある。
11時過ぎ長いトンネルに入る<今ドーバー海峡の海の下を走っているのだ!見えるものはないが旅好きにはたまらない感じ>
約20分でトンネルを抜けフランスに入る。フランスも雨、風景もイギリスと変わらない。フランスに入ったという車内放送もないが、
時差修正で時計を1時間進める。小生はワールド時計というのを持っているので都市でパリを探しセットを押せば終了。
朝ホテルで受け取ったサンドウィッチ主体で、パックに入ったジュースもついたお弁当をいただく。皮を剥くのに力のいる硬〜いバナナ
(味には問題ない)もついていた。

ユーロスター ロンドン<セントパンクロス駅> ユーロスター パリ<パリ北駅>

フランス時間13:47(イギリス時間12:47、実際所要時間2時間20分)パリ北駅着。長いフォームを歩いて移動の途中、われわれの荷物がプラットフォームにあるのを確認。入国審査もなく、改札もなくバスに乗る。
パリでもツアー参加者12名にたいして大型バスである。14:12 バス出発。ガイドはフランス人のカスターニさん、日本語での説明がうれしい。
パリは路上駐車が多い(車買う時車庫証明は要らないとのこと=路上が車庫という一面がある)出発してすぐ両側に駐車している
道の走行すべくあけてある車線にトラックが駐車中。すぐ帰ってくる合図にハザードランプがついている。でも何分か待たされる。
20分近くぐるぐる走った時に右が今着いた駅の北口正面です。道の都合でここを走っています。という説明、パリ市内交通事情はよくないようだ。道路混雑していて車の流れは悪い。そんな中、ヴァンドーム広場、凱旋門、エッフェル塔、コンコルド広場(エジプトのルクソールから来たオベリスクがある)、ブローニュの森等の近くを走り、15:40 ベルサイユ宮殿のバス駐車場に着く。

ガイセン門


本日はクリスマスイブのためいつもの日より30分早く17:00ちょうど閉館とのことで15:40はもう遅いので駐車場のバスの台数も
それほど多くない。チケットを買うために並ぶこともなくスムースに進むが、それでもバス駐車場から門を通り、宮殿に入るのに
10分以上かかる。閉館時間ぎりぎりまで見てすぐバスでホテルに行くというスケジュールなので入場してすぐにトイレを済ませておく。
中は結構混んでいる。説明はイヤホーンガイドによる。大英博物館でもそうだったのだが、イヤホーンガイドというのは肉声と違って
多少離れても同じ大きさの声で聞こえる。そのためキョロキョロして動きの鈍い小生などはしばしばガイドさんを見失いそうになる。
ガイドさんを探してキョロキョロすると大体添乗員のKさんを見つけることができる。彼女は「声が聞こえるからガイドさんの近くだ」と
思ってガイドさんを見失って迷子になる人が出ないようにいつも最後尾で見ていてくれているのだ。何回か見失いそうになりながら
ついて行く。ベルサイユ宮殿は巨大な建物で大きな部屋の連続であり、たくさん部屋はそれぞれ由緒あり大きな絵があり、しかも
その絵は有名な人物も多く説明も忙しい。しかも大きな絵は壁だけでなく天井にもある部屋もあり余計にキョロキョロすることになる。
通常は宮殿の中を見た後少しだけ庭園を見るのだが、本日は暴風雨なので庭園は閉庭しており見ることできないとのこと。
庭園はヴェルサイユ宮殿建設の時に宮殿(建物)にかけた労力より庭園にかけた労力の方が多いと言われ、日暮れちかくの
宮殿の窓からは霞んで見えないほど遠くまで庭園というほど広大である。

ベルサイユ宮殿 ベルサイユ宮殿・庭園(宮殿の窓越しに撮影)


そういうこともあり宮殿見学中に庭園の見えるところで何回も写真撮影するのでよけいに遅れやすい。
それぞれの部屋に見どころ多いが、やはり有名な「鏡の回廊」が大きく(幅10m 長さ73m 高さ12,5m)、豪華で圧巻だった。
閉館までの時間が迫るなかガイドさんは観光場所を省略することなく要領よく説明しながら回る。
そんな中、最後から2番目のホールで説明の途中”雰囲気がよくないから次に行きます”と言って説明途中で次のホールに移動する
理由は後で知る>
次の部屋=最後に見る部屋は王妃付き衛兵の間(戴冠の間)で「ナポレオン1世の戴冠式」の絵のある間である。
カスターニさんからルーブルにも同じ絵があるがここの絵と2ヶ所違うところがあると違う所2ヶ所の説明ある。
<1:左側に立つ女性の左から2番目の女性の服の色。2:絵の中央ナポレオンの母親のヴェールを被っているのとヴェールなし>
17:00 少し前にホールは全部終了しショップを覗いてみようとガイドさん急いで行くが、
本日ショップは17:00前にクローズしたとのこと。ヴェルサイユでの買い物なしでヴェルサイユの観光終了。
外にでて見ると日が暮れている。ライトアップされた宮殿の上の方は黄金色に輝いている。
17:20 バス出発、18:25 ホテル到着。本日のガイドのカスターニさんとはここでお別れ。どこかで(ヴェルサイユ?)聞いた、
地動説について<今でもこの足元が動いているとは感じられませんね、でも少し飲み過ぎた時には感じますね>という冗談が
ノンべぇの小生には面白く思い出すたび口元がゆるむ。

本日の夕食はホテルのレストランで19:00より。メインはチキン、飲み物はやはりビール。何種類かの中でベルギービールを飲む。ベルギーのなんていうビール?と質問すると”affligem”と添乗員のKさんがメモしてくれる。大1杯 8ユーロ。味は苦み十分で
濃い。ただ小生はもう少し温度低い方がよい。本日は座席も広く会話も弾み、ゆっくり食事。ビール大2杯のむ。
イギリスもだったが、フランスも大ジョッキ(取っ手がついていないのでコップ)は日本の中に近い。
−−後で調べて、イギリスの「大」は1パイント=568mlで日本の大(多くは700ml)より小さい、中は1/2パイントでこれも日本の中(多くは435ml)より小さい。ただ日本のように上部の10%以上が泡という注ぎ方はしなく泡はちょっとしかないので実質ジョッキの
容量に近い。それとあまりキンキンに冷やさないで風味を味わうのが一般的とのことでこれも日本と違うようだ。

<スリの標的はオレ!>
食事の終わりの方で小生質問する。<ヴェルサイユで雰囲気がよくないから次へというのはどういう状況だったのでしょうか?>
<スリが近づいてきたんですよ>ツアー参加の女性から答えあり、<えっ!われわれのグループが狙われたの?>というと。
<狙われていたのはあなたよ!>との答え。一人でなく何人か同意という雰囲気なので間違いなさそう。<どんな風に?>
<二人の男性がその前からあなたの近くについていて(終わり近くの)あの部屋で接近してきたんです>とのこと。
その場では<フランスのスリは人を見る目がないなぁ〜>とか強がりを言っておくが、連れのTが非難の眼差しを向けているのが分かる。
おじぃ〜ちゃんへの信頼は決定的に無くなったようだ。
ペットボトルの水、(室内で使わない)帽子、折りたたみの傘、メモ帳等を入れて首から下げていた小さなバッグに傘が収まらないのと、メモ帳すぐ手に取れるように2ヶ所のファスナー半開きだったのがいけなかったのか?それとグループから離れてひとりキョロキョロし写真撮影するのも狙い易いということか?いやおそらく両方が原因だろうと反省!!

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