第5日 (12月25日)
帆船が大きくなる前に栄えた港町”オンフルール”観光し、モンサンミッシェルへ。ライトアップされたモンサンミッシェルも見て
モンサンミッシェルに泊る。

6:35〜朝食、クロワッサンが美味しい。大きい切れのチーズも食べる、クセがなく食べやすい(そういうタイプを食べたということ?)
クロワッサンは高級品でバケット1本よりも高い。フランスで毎朝クロワッサンを食べるというはむしろ少数派とのこと。硬いパンは
カフェオレにつけて食べる。等の話を(バスの中で)Kさんから聞く。
8:05 バス発車、まだ暗い。バスではシートベルト締めるように必ず言われる。これはイギリスも同じで日本より強く要求される感じ。
9:00頃バスのうしろから日が差してくる。周りの風景は牧場、畑ところどころに林、たまぁ〜に集落がある、という風景。

パリからオンフルールへの途中の風景

バスは高速道を走っているようで料金所を通過する。9:25 右にIKEAやToyzarus等の看板のある大きなショッピングモール
見える。10:00〜10:10 パーキングエリアでトイレ休憩。10:23 ノルマンディー橋を見ながら走り、
10:30 オンフルールの駐車場に到着。
(帰り=26日パーキングエリアでKさんが手に入れてくれた高速道の地図から推定するとパリから<A29〜A13>ルートを走ったはず。)
ノルマンディー橋はオンフルールとセーヌ川を挟んだ対岸の町を結ぶ橋で全長2143mの斜張橋で1995年開通した。
主塔間の距離は856mで1999年に日本のしまなみ海道の多々良大橋(890m)が完成するまで世界一の斜張橋であった。

ノルマンディー橋


ル・アーブルはセーヌ川右岸の河口にある港湾都市で港湾の規模はマルセイユに次ぎ大西洋岸ではフランス第1位の規模である。
印象派の名の元になったモネが「印象・日の出」を描いた町でもある。
一方これから訪れるオンフルールは1027年のノルマンディー候リシャール3世の文書に登場する古い港町で
16世紀頃には多くの探検家がこの港から出発した。
17世紀以降はカナダやアフリカとの貿易で栄えたが、港の入口が浅くなったこと、帆船が大きくなったことで衰退した。
しかし、港はいまも使われていてわれわれが行った時もたくさんの小型船が係留されていた。

オンフルール オンフルール

晴天で空気も澄んできれいだが、バスを降りると風はきりりと冷たい。駐車場から教会までは添乗員Kさんの説明を聞きながら行き、
教会の中へもちょっと入る。教会はKさん説明の「船大工さんの技術を取り入れて建てられた」というのが中から見るとよくわかる。
屋根の内側がちょうど船を上から見た船底という感じなのだ。ここを出てからは自由行動。Tのお伴でいろいろの店を見て回る。
土産物を売っている店が多い。小さい町なので町を歩いているとたった12人のツアーメンバーによく出会う。
駐車場の近くにある大きな建物は魚市場とのこと、今は漁業も行われているようだ。
11:45〜駐車場出発。5分ほどでレストランに到着、昼食。メインは魚=さば、でも日本で食べるのと調理が違うので別の魚の感じ。
(この昼食ではビールがまん)。多くの人はレストランでトイレをすませ、12:55 モンサンミッシェルに向け出発。
すぐ高速に入り高速道を走る、途中から黒い雲が出て天気悪くなる。14:20頃このあたりの道路は濡れている。雨が降ったようだ。
14:54高速降りる、すぐに前方に小さくモンサンミッシェル見える。5分も走ると大きくはっきり見える。
15:10 ホテル着 チェックインした後で揃ってシャトルバスでモンサンミッシェルへ行く前にホテルの近くの橋の撮影ポイントへ
行くが霞んでいて好い写真撮れない。
結構混んでいるシャトルバスに乗り15:50モンサンミッシェル近くで下車。憧れの姿が眼前に聳えている。
まさか来れるとは思っていなかったところに今立っていることの幸せをかみしめる。とりあえず何回かシャッター押す。
Tにたのんで小生も入った写真も撮る。
モンサンミッシェルは干潟を埋め立てた堤防道路が満潮時の海水の流れを止めて環境によくないということで現在連絡橋を建設中で
途中水溜まりのある凸凹の土の上を歩く。橋ができたら海水の流れ回復のため堤防道路は撤去するのだそうだ。

モンサンミッシェル シャトルバス降りてすぐ モンサンミッシェル 少し近づく 右は工事中の橋


16:05 島の入り口、ここでフランス人のガイドさんと合流、ガイドさんの説明をKさんが翻訳しイヤホーンガイドを通じてわれわれに
説明。ここでもスリに注意するよ言われる。25日なので閉っている店もあるが、多くの店は営業している。
巡礼者のためにあの巨大オムレツを考え出したというプーレールおばさんのレストランは閉店しているがメニューの写真は見ることできる。
あんな大きなオムレツ一人で全部食べきれるのかな、というサイズ。
この時間でも参道はこれから上る人、下りてくる人で混雑している。われわれは参道の途中から右側の階段を上り、城壁の上を歩く。
30分以上上ったところで本日はクリスマスのため修道院に入れないので上るのはここまでとなり、参道を下る。途中一時監獄として
使われていた時の囚人への食糧運搬リフトの跡などの説明もある。 17:00前 参道の上のあたりで自由行動となる。
Tはさっそくお店巡り、いろいろの店に入りお土産をチェックしている。小生はミネラル豊富という灰色の塩を買う。
約1時間方々をみてまわり集合時間よりはやく集合場所に行きライトアップ始まっていないか入口より外に出てみると
既にライトアップされている。
ライトアップの対象が大きいので小さいデジカメで夜景モードにしてシャッター押しただけでは暗い中にぼんやりとしか映らない。

モンサンミッシェル  かなり上った所から ライトアップされたモンサンミッシェル


18:00 集合し、ライトアップされたモンサンミッシェルをふり返って写真映しながら水たまりのある暗い道を歩く。
この時のために持ってきたヘッドランプのことはすっかり忘れてホテルの荷物の中、暗い中を歩いてやっと思い出す。
ここでも歳を感じる。バスに乗り、18:30ホテルにもどる。
夕食は近くのレストランで名物のオムレツを食べる。ビールは地ビールのラクロールグレイ(アルコール5%)日本のビールに近い味。
オムレツは最初にでる、フライパンにのった大きいのをウエイターが切り分けながら各自のお皿にのせていく。サイズはフランス料理の時にでる平らな大きいお皿に1/3くらい、厚さ3cmくらいという感じで内部はクリーム状(玉子にバターを加え泡だててあるーー
とのこと)でファ〜ッとしているので腹にたまることはない。
食べ終わった頃焼き上がった次のが来て同じくらいのサイズをのせてくれる。
結局 3〜4cmの厚さで大皿2/3くらいのオムレツを食べたことになるがそんなにヴォリュームあった感じはしない。味はあっさりした
バタークリームという感じ、玉子は周りのカワの部分で感じる。メインディッシュもデザートも余裕で完食。

ホテルに帰ってからTに<おじぃ〜ちゃん、今日もスリに狙われたのよ>と言われる。18:00集合前小生が一人で写真撮影の時
一人の男性が小生についてきてかなり近づいてきていたのをTと母娘で参加した3人が目撃したという。
どうも一人で行動しデジカメを構える時を狙われているようだ。
孫娘はおじぃ〜ちゃんの方が心配の念を一層強くしたようだ。

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