15)石鎚山 (1892m)ーー(二の鎖下まで)ーー
          登山日  2009年02月08日

   アプローチ:7:05 11号線(氷見)から142号黒瀬峠方面へ〜7:12 黒瀬峠の所から12号線へ〜7:25河口
          〜7:35 ロープウエイ乗り場下(京屋旅館)駐車場

   歩行 :8:30 ロープウエイ山頂成就駅発〜8:50 成就〜9:15/9:25 八丁〜10:15/10:30 前社ケ森〜
       10:50 夜明峠〜11:20/12:05 二の鎖元小屋(昼食)〜12:20/12:30 夜明峠〜12:45/12:50
       前社ケ森〜13:20 八丁〜13:55 成就〜14:12 ロープウエイ山頂成就駅。

  2月8日冬の石鎚に出かけた。6:50過ぎ旧東予市役所出発。昨日の天気予報では四国全県晴れであったが、
  今は曇っている。11号線を高松方向に走り、氷見の交差点を右折し黒瀬峠方面へ、10分足らずで鳥居を越えた先
  で西条からの道路に出会う。この三叉路右折し12,3分で河口。そこから川沿いに10分ほどでロープウェイ下谷駅
  の所に着く。寒さは感じない。京谷旅館の有料駐車場に駐車。
  8:00発(始発)のロープウェイに乗る。スキー客(というよりスノボーの人が多い感じ)で満員。積み残しもでたはず。
  8分程で山頂成就駅に到着。ここでは風が冷たい。駅のすぐ近くの道路には殆ど雪はない。アイゼンをつけるかどうか
  判断するため駅の外に出て道路に残っている雪を踏んで見ると凍っていてツルツルなので駅の待合室でスパッツ
  とアイゼンをつける。出発して3分もすると道全面雪に覆われている。アイゼン装着して正解。
 

ロープウェイ山頂成就駅近くの道

 周りはガスにつつまれ空は全然見えない。そんな中、ヘリコプターの音が聞こえる。
  駅で登山準備していた人2〜3人はいたようだがわれわれ3人より先に出発。リフト乗り場への道から先の登山道は
  前後にはだれも見えずわれわれ3人だけで進む。二人並んで歩けるほど広く踏み固められた道を20分ほど歩き
  成就に到着。これだけの歩行で身体は十分暖まる。成就まで来ても樹氷は全然ついていない。晴れていれば
  見える石鎚の峰も全く見えない。成就で単独行の人を見かけるが足の速い人で鳥居を出てすぐに見えなくなる。
  いつも同じセリフなのだが”帰りにはここの上りがきついんだよな”と話しながら八丁へ下って行く。八丁のコル近くでは
  道に雪のないところもある。八丁で5人のグループに会う。ここで小休止、これからの上りにそなえる。
  

八丁 ここでは樹氷は着いていない

 ここまでずうっと曇っていて青空は全然見えない。9:25出発 いよいよ上りにかかる。15分ほど歩くと汗でメガネが
  曇ってくる。試しの鎖下のまき道のところも踏み固められていてあまり怖さも感じずに通過し汗をふきふき歩くこと
  約50分で前社ケ森に到着。前社ケ森では4人が休憩中。ここでヘリコプターは昨日二の鎖近くで怪我をした人の救出のため
  であることを知る。まだ時々音が聞こえるのはガスのためにへりが地上に近づけないためまだ救出できていないようだとのこと。
  ここまで上ると寒い、ベンチの上の温度計は1,5℃を示している。周りの木に少しだが霧氷もついている。
 

前社ケ森の小屋近く 霧氷が少しついている 前社ケ森小屋から見える試しの鎖のピーク

 ここで休んでいる間に一瞬青空が見え、陽がさすがすぐ曇ってしまう。20分ほどで夜明峠に到着。部分的に陽がさして
  いるが頂上の方は暗い雲の中、ヘリの音もここのところ聞こえない。霧氷のついている木もあるが、日の光が少ないので
  キラキラせず残念。手袋をはずしシャッター押すとすぐに手が冷たくなる。ここで樹氷と頂上や瓶が森を見て
  

夜明峠 霧氷 (この時頂上は雲の中) 二の鎖元小屋

帰るという予定であったが、景色も見えず、食事をするにも寒いので二の鎖小屋まで進むことにする。
  二の鎖の下のキャンプ指定地のところにたくさんの救助隊の人がいて雪を踏み固めて待機している。救助隊の人に
  「消防の人が登ってきているのを見かけませんでしたか?」と尋ねられる。「見かけませんでした」と答えると
  「どうぞ気をつけて行って下さい。」 と声をかけてくれる。 二の鎖小屋の少し下の小屋のところに救助用のソリがあり
   トランシーバーを持った人が待機している。小屋の戸が少し開いていて毛布が見える。怪我をした人はここで救助を
  待っているようだ。鳥居の上の二の鎖元小屋に到着。前社ケ森で先に出発した人が休憩終わり出発準備し頂上に向かって
  出発していくところ。われらは本日はここまでとして、入れ替わりに小屋に入り昼食。このあたり雪はさらさら!
 

二の鎖元小屋付近の雪 左の踏み跡が登山道 二の鎖下の鳥居 この鳥居のすぐ上が二の鎖

 温度は−0,5℃とのこと。手袋をはずして巻きずしを食べると手が冷たい。食べ物の保温のためのホッカイロで
  手を温めながら食事。食事中に晴れて陽がさしてくる。12:05下山開始。この晴れ間にヘリが来るのか怪我をした人は
  ソリに乗せられ広場までおろされていた。しかし、そこを過ぎて少しするとまた曇る。遠くでヘリの音がするがこれでは
  近づけないのではないかと心配しながら下りる。帰りには晴れていることを期待した夜明峠についたが西の方に
  青空が見えるも石鎚も瓶が森も全く見えない。青空はだんだん石鎚の頂上の方に近づいている。夜明峠の少し先
  

夜明峠近く やっと姿を見せた頂上。まだ少し霧がかかっている。

(これ以上下りるともう頂上は見えなくなる直前)で晴れ間が頂上のところに来るのを待つ。待つこと約10分薄い霧が
  かかっているがあの岩の連なりが姿を見せる。ちょっと霞んでいるが頂上はの場所ははっきりと分かる。
  写真撮影し下山再開。少し歩くと今度は霧氷がきらきらと輝いているのが見えるのでこれも撮影。それから10分もすると
 

晴れ間に見えた霧氷:夜明峠の少し下 左のズームアップ

 また曇ってくる。ヘリが近づけるか心配。(翌日の新聞によると結局病院に到着したのは14時頃とのことなので
  このときよりもう少し後にヘリが近づくことができたようだ。)本日使用2回目の10本爪アイゼンは(6本爪と比べて)
  下りで踵が滑りが少なく快適である。14:12ロープウェイ駅着。14:20発のロープウェイに乗る、この時間ではまだスキー
  から帰る人は少なくロープウェイは空いていた。

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