石鎚縦走(土小屋→石鎚→二ノ森→堂ガ森→保井野)

登山日  2010年07月18日

アプローチ 7:15 加茂川橋から194号線へ〜7:40 寒風山トンネル出口〜7:55 寒風山登山口〜8:35 瓶ガ森登山口〜9:00 土小屋

歩行 9:30 土小屋(国民宿舎下の駐車場)〜9:40 土小屋からのルートと合流〜10:02 3,0km標識〜10:07/15 第1ベンチ
    〜10:50 第3ベンチ(東稜別れ)〜11:18/35 二の鎖下鳥居〜11:55/12:00 縦走分岐〜12:05 面河分岐
    〜12:45 高滝分岐(〜12:50/13:10昼食〜)〜13:45 ピーク通過〜14:18/30 二ノ森〜14:57 鞍瀬ノ頭分岐
    (トラバース道へ)〜15:15 鞍瀬ノ頭分岐(尾根ルートと合流)〜15:55/16:12 避難小屋近くの広場〜16:27堂ガ森
    〜16:55 梅ケ市ルート分岐〜17:17 水場〜18:00/10 から池〜18:40 川渡る〜19:20 登山口

この写真の左端から右端までの殆どを歩いた。(ただし、稜線を歩いたのは一部分)2010−08−08撮影


アプローチ(車)の関係で個人の日帰り計画では行くことのできない縦走が今治のELKさんで計画されていることを知り参加した。
前期高齢者の仲間入りをした身では体力的にこのルートを一日で歩くのは最後のチャンスとの思いでもある。
6:30 壬生川の196号線のいつものところでピックアップしてもらう。参加者が多いのかマイクロバスである。小生乗車の後にも3名の人が
乗車し21名の団体となる。走行中右側に見えるはずの石鎚は雲の中である。加茂川沿いの194号線に入ると雲はより低く、厚くなる。
新寒風山トンネルを抜け高知県側に出るとポツポツと降っている。7:55 寒風山登山口を通過、時間が早いためか駐車している車は数台と
少ない。瓶ガ森林道は雨は降っていないがガスで見通しは悪い。瓶ガ森駐車場の先の石鎚山の展望所からもガスでなにも見えない。
山荘しらさの駐車場にはたくさん車がある。7月の連休、宿泊者多いのだろう。シラサから先では上ってくる車との離合多い。9:00土小屋到着
駐車場は満車。マイクロバスの駐車スペースはなく、国民宿舎下の駐車場(トイレもある)に駐車。こちらは数台の駐車でまだ空いている。
曇っているが雨は降っていない。しかし、朝からいくらか降ったようで地面は濡れている。スパッツつけている人多い。
9:30 出発、国民宿舎までの3分ほどがいきなりの坂道。国民宿舎の前を通り上る。国民宿舎の駐車場も満車。10分足らずで土小屋からの
登山道に合流。出発から35分ほどで第1ベンチに到着。水分補給。小さい虫が多い。われらのグループ以外にも登山者多い。
晴れていれば東稜の岩峰が見えるところ通過するが上はガスに覆われていて何も見えない。

第1ベンチより(2010−07−18) 第1ベンチより(2010−07−25)


35分ほどで東稜ルートとの別れの第3ベンチに到着。このあたりから霧雨で湿っぽいが雨具を着けるほどでもない。霧雨のため暑さは
あまり感じない。第3ベンチは休憩なしに通過。このあたりからは下山してくる人多い。土小屋に宿泊していて朝早く出発した人たちだろう。
11:18 二の鎖の下の大鳥居に到着。成就からの登山者も多く混みあっている。縦走路は笹が刈ってなく濡れていること間違いないので
ここで雨具を着け、スパッツも着ける。20分ほどで縦走路の分岐のところに到着。ここで全員が揃うのを待って、石鎚頂上から土小屋に
戻るグループと二ノ森、堂ガ森を経て保井野に下りる縦走グループに別れる。多くの人が頂上へ向かい、縦走組は7人でスタート。
急坂を下るとすぐに面河への道と別れる。頂上への道は人の行列であったが、縦走路はわれら7人のみ。林を抜けて笹の中の道になる。
ここから振り返るとすぐ近く、岩の上に石鎚の頂上が見えるはずだが、今日は霧の中で何も見えない。その上、霧でなく雨がポツポツ
降ってくる。12:30頃 西冠岳のドームのあたりを通過したはずだが岩のピークはまったく見えない。
実は本日このルートの縦走に参加したもう一つの目的は西冠岳の岩峰を撮影することだったのに残念だ。
西冠岳は50年以上前の昭和20年代の終わりに私が勤めていた会社の先輩たちが厳冬期に(初?)登攀したと聞いている山なのだ。
その時のリーダーははまだ御健在なので現在の西冠岳を真近で撮影しお見せしようと密かに考えていたのだが願いは叶わなかった。
小生はその先輩について昭和39年に高滝のルートから西冠岳のところに上り今歩いてきたルートを逆に歩いて石鎚に上ったという
思い出もある。12:45 その高滝への分岐の踏み跡のところを通過、雨はかなり強くなる。少し進んだところの木の下で立ったまま昼食。
こんなひとげのない所にも虫が多く煩わしい。その後は(登り坂のためもあり)腰まで高さのある笹の中のアップダウンのある道をひたすら進む。
35分ほどでピークに到達。少し下りまたアップダウン(と言ってもアップの方が殆ど)の道を進む。笹が茂っていて歩き難い。
かなり長い急坂を上り二ノ森かと思ったがまだ二ノ森ではない。急坂を上りきってさらに10分近くすすんでやっと二ノ森に到着。
ここからは石鎚がきれいなのだがとELkさんが方向まで示してくれるがすぐ近くの木が見えるだけであとは真白。

二の森頂上(2010−07−18) 石鎚山(弥山)からの二の森(2010−07−25)


頂上の標識を入れて全員の証拠写真撮影し、エネルギー補充して出発。急坂を下り鞍瀬ノ頭の方へ向かう。30分足らずで鞍瀬ノ頭への
道と巻き道の分岐に到着、まっすぐ進むと(=上ると)鞍瀬ノ頭とのことだが、少し先は真白という状態なので左側の巻き道をすすむ。
少し歩くと笹の中に二輪の”ササユリ”が咲いている。道から少し離れているので近づいて撮影する。傍に行くといい香りがする。
ササユリはこれから先、堂ガ森までとびとびにあちこちで見ることができた。トラバース道歩くこと20分ほどで稜線からの道と出会う。
ここから振り返って見ても上の方は真白。ここがよく地図に書いてある”五代の別れ”とのこと。晴れていればこのあたりの笹原の景色は
すばらしいはず。(堂ガ森から見たことはあるのです。)五代の別れから笹原を歩くこと約40分で左下に避難小屋の見えるところの広場に
到着。

避難小屋近くからの堂ガ森頂上方面 梅ケ市分岐からの堂ガ森

霧がすこし晴れてきて時々堂ガ森頂上が見える。ここから約15分上り堂ガ森の頂上近くを通過し下りにかかる。左下には面河ダム
の水も見える。右遠くには松山の町も見える。帰るようになってから雲が切れてきた。頂上近くから30分足らずで梅ケ市との分岐へ到着。
ここから保井野へ下りる。急坂の下り、その上林の中は薄暗い、朝から随分歩いて疲れている、虫も多い等々でここの下りはつらい。
20分ちょっと急坂を下り水場に到着。ここからもシャクナゲの多いでこぼこ道を40分下りから池に到着。ここからは傾斜もゆるく、歩き易い
林の中を歩く。30分ほど歩き川を渡ると傾斜はさらに緩くなる。昔、放牧場であったなごりの鉄線の張ってある柵に沿って日暮れ近くて
薄暗い道をひたすら歩き、19:20保井野登山口に到着。土小屋出発からほぼ10時間で縦走完了。あいにくの天気で眺望には恵まれ
なかったが暑さは少ないという点では助かった。まぁ10時間なんとかみんなについて歩けたことで楽な山をもっと続けられそうだという
自信がついた。ELkさん同行のみなさんありがとうございました。

アザミ フウロ
ササユリ(1) ササユリ(2)

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