梶ケ森  1399,6m

登山日 2013年04月14日

 アプローチ 6:55 東予丹原I.C入り〜7:40 川之江J.C〜7:57/8:00 立川P〜8:05 大豊I.C出〜8:18 豊永駅近くから439号線へ
       (京柱峠方面へ)〜8:22 右折、八畝(ようね)へ(標識あり)〜8:34 八畝集落お堂〜8:42 龍王の滝駐車場

 歩行 8:55 龍王の滝駐車場〜9:05 龍王の滝〜9:22/9:32 定福寺奥の院〜9:41小さい橋渡るーー<その先で道を間違えて、
     約50分ロス> 〜10:30 真名井の滝〜10:44 シャクナゲの森〜10:57/11:00 800段の標識〜11:10/11:20 天狗の鼻
     〜11:25/11:55 キャンプ場(昼食)〜12:10/12:20 山荘梶ケ森〜12:27 ゴロゴロ坂分岐標識〜12:41 シャクナゲの森〜
     12:55 真名井の滝〜13:05/13:12 奥の院〜13:27 龍王の滝〜13:35 龍王の滝駐車場

 山学会の4月例会は高知県の梶ケ森に出かけた。高速道を大豊インターでおり、32号線を大歩危方面へ向かう、32号線15分ほど走ると
 豊永駅の近くで(京柱峠へ行く)439号線に入る。5分ほどで右折し梶ケ森への道に入る(標識)あり。くねくねと曲がりの多い細い道を走ること
 15分足らずで八畝(ようね)の集落の大きな乳イチョウの木のあるお堂のところに着く。この間2〜3ケ所分岐があるがいずれも標識がある。
 八畝の集落から林の中の道を10分足らず走ると右手に舗装された龍王の滝の大きな駐車場に着く。ここにはトイレもある。

龍王の滝駐車場 登山口は展望台の向こう。



 登山準備して駐車場奥の左側の道から登山開始。林の中の道を10分ほど歩くと右に水流が1本にまとまって流れるきれいな龍王の滝が
 見える。滝を近くで見るためには少し下りて行かなければならないが、登山道から撮影しただけで近くまで行かずに通過。
 20分足らずで定福寺奥の院に到着。現在は建物は2ヶ所しかないが、建物があったであろう今は荒れているが石垣のある平らな広い
 ところが何ヶ所かある。昔はもっと大きな寺で人も住んでいたのであろう。

龍王の滝 定福寺奥の院

 ここで道は二つに分かれるがわれらは右側、真名井の滝を通る道を進む。
 ここから10分ほど歩くと小さい橋があり沢の右側へ渡る。ここで問題発生!道は沢に沿っているが坂を上った先が見えない。

この橋を渡った先に道の右側に
赤テープあり。
中央の木から右斜め奥に二つ
中央の木右に一つ 赤いテープがある。
登山道は左のちょっと傾いた大きな木の
方にむかっている。
テープは中央のまっすぐな木から始まり
右斜め奥に二つ(計3ケ)付いている
下山時、斜めの木の近くにテープひとつ
つけておいた。


 坂の下で右の林の中に赤のテープ四つが見える。落ちているというのではなく明らかに巻きつけて目印にしてある。はっきりはしていないが
 踏み跡もあるようなのでとにかくテープの方に進んでみる。30mほどでテープ無くなる。それにしてもテープが四つもあるので何か意味がある のだろうと、見えている尾根まで一人が上って見ることする。この間に地図を見て登山道は沢沿いに真名井の滝にのびていることを確認。
 尾根に踏み跡はないとのことで元のところに引き返してもらい沢沿いの道を進むとはっきりした道が沢沿いに続いている。
 この間に50分近くロス。迷った所から3分ほど歩くと真名井の滝が見える。すぐに滝に着く。
 くやしい!それにしてもあのたくさんのテープはなんだ!全く迷惑!(帰りに沢沿いに進む道に一か所テープを付けておく。)
 真名井の滝の急な階段を5分かかって上る。階段が急なので5分で汗が出る、滝のすぐ上で少し休憩。滝の上から5分ほどでシャクナゲの森
 の標識に到着、ここで道は山荘経由頂上と天狗の鼻経由頂上に分かれている。傍に休憩用の東屋もある。

真名井の滝 この滝の右側の階段を上る シャクナゲの森の標識

 われらは天狗の鼻の方に進む。
 ここからは階段の連続、シャクナゲの森から10分足らずで700段の標識、それから5分ほどで800段の標識、このあたりから左側すこし後ろ に山荘梶ケ森が見える。階段を更に進み1000段の標識を過ぎるとすぐに正面に梶ケ森頂上のアンテナが見える。右側ちょっとすすんだ所
 絶壁の上にお地蔵さんのあるところが天狗の鼻。風が冷たく寒い。

天狗の鼻(右の地蔵さん)から梶ケ森頂上


 見晴らしはいいのだが霞んでいて遠くの山は見えない、ちゃんと見えるはずの剣山も次郎笈も霞みの中で見えない。
 病気で2年近く山を休んでいた人もあり頂上は止めて、ここでは風があり寒いので少し下りたキャンプ場で昼食とする。
 昼食後車道を歩き、山荘梶ケ森に寄ってみる。お土産コーナーに碁石茶がある。これが日本では珍しい発酵茶だと仲間に説明していると
 飲んでみますか?と(山荘の支配人?−−ブログで見た写真から推定)の若い女性から声がかかり、一杯いただく。煎茶より黄色みの強い
 色でちょっと酸っぱい渋みのある独特の味。これは発酵時の乳酸菌によるものだと碁石茶の説明にある。正規品は50gが2940円という
 高級茶なので御馳走になっただけで失礼する。もうひとつここにはこの山荘でなければいただくことのできない「銀不老ロールケーキ」と
 いうスイーツがありこれを買って帰ろうと聞いてみると、山荘のレストランで食べる以外は販売できないとのこと。食品衛生法かなんかの
 規則なんだろうか?要はテイクアウト不可とのことでこれも諦める。山荘で下山道を聞いて山荘左側の道で下山開始。
 5分強で最初の分岐、すぐに次の分岐が(両方標識あり)あるが、山荘で聞いた通り左(シャクナゲの森の方)に進む、すぐに真名井の滝
 のところのような急な、しかももっと長い鉄の階段があり、慎重に下りる。谷をわたり少し上り返すと東屋のあるシャクナゲの森の標識の
 ところに出る。ここからは上って来た道を下りる。下りる時に上る時に迷ったところの沢沿いの道の方にテープをひとつ移動して付けておく。
 13:35 駐車場にもどる。駐車場のところの展望台に上ってみるがこの季節では特筆する景色はない。落葉樹がたくさん見えるので
 紅葉の季節にここから眺めるとすばらしいだろうと想像する。
 帰りにお堂のところの樹齢500年という乳イチョウを撮影した。巨木であるがとにかく”乳”の長さがすごいイチョウであった。
 階段が多いが距離が短いので気楽に登れる山だった。 
 それにしてもあのテープはなんのためだろう?地図を見ることの大切さを再確認させられた山行でもあった。

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