冠山  1732m

登山日  2010年04月25日

 アプローチ  7:00東予総合支所駐車場〜7:17(加茂川橋の所から)194号線へ〜7:40寒風山トンネル出口(高知県側)から林道へ
         〜7:55/8:00旧寒風山トンネル出口(=寒風山登山口)<トイレストップ>来た道を引き返し〜8:01林道大座礼線へ
         〜8:25 登山口(=一の谷橋)

 歩行 8:35 登山口〜8:40 沢を渉る〜9:00大きな岩の所(休憩)9:05〜9:40 沢を渉る(休憩)9:45〜10:25 稜線(一の谷分岐)
     10:30〜11:00 一の谷越え(別子からの道と合流)11:05〜11:50 冠山頂上(昼食)12:30〜13:10 一の谷越え〜13:55
     一の谷分岐〜14:20 沢を渉る〜14:40/14:50 大きな岩の所〜15:02 沢を渉る〜15:07 登山口

寒風山登山口からの冠山 大座礼林道入口からの冠山
歩き始めて55分の所からの冠山 稜線まで20分の所からの冠山
一の谷分岐と一の谷越えの間からの冠山 冠山頂上(遠くは右ちち山(1855m)中央笹ヶ峰(1860m)

 われらの山の会(山学会)の本年第4回目の例会は高知県の冠山に出かけた。この山は一の谷渓谷の所の登山口から歩き始めると
 4時間以上かかる山であったが、途中まで車で行ける大座礼林道を利用すると1時間は歩行時間短縮できるとの情報があり出かけた。
 7:00 旧東予市役所の駐車場出発、加茂川橋のところから194号線に入り寒風山トンネルを抜けて(高知県側)から寒風山登山口に
 行く。大座礼林道の入り口は寒風山登山口のほんのちょっと手前であるがトイレをすませておくために寒風山登山口まで行く。
 天気は快晴、寒風山登山口の駐車場から冠山が正面にはっきり見える。トイレをすまして1分も走らないで大座礼林道の広い入口に着く。
 2km先工事中の表示があるが、反対側に解除中の表示があり安心して林道へ入る。尚林道入口には林道の名前等の表示はない。
 (少なくとも日曜日は工事休みのようであるが念のため出かける前に伊野町役場本川支所に問い合わせた方が無難)
 最初から舗装はない、少しすすむと工事車の轍の跡で中央が高くなっていて普通乗用車では走路を注意しないと底をすりそうな所がある。
 最初ちょっと上った後は殆どが下りの道約7kmを20分強かかり(時速20km弱)「一の谷橋」の名板のある橋の所の登山口に到着。
 橋の前後は広いので何台も駐車できる。従来の登山道は橋の手前のサイドにあったが橋できられている。一の谷渓谷からの登山道は
 橋の手前にあるが橋から上に行くためには橋を渡ったところの広い道から進むことになる。林道を車できたわれわれはこの広い道が
 登山口ということになる。広いみちを50mほど進んだところに大きな砂防堰がありその堰の上を歩き対岸にでると登山道がある。
 登山道を3分ほど歩くと沢を渉る。この日は水量多くなく石伝いに靴を濡らすことなく通過できた。沢を渉って少し歩くと坂がきつくなる。
 20分ほど歩くと大きな岩のあるところに着く、このあたり坂ゆるいので小休止。林の中、緩やかな坂を間にはさんだきつい坂を2回上ると
 大きな岩のところから35分ほどでまた沢をわたるところに到着。ここまでの坂は結構きつく汗がでる。ここで小休止しもう一度きつい坂を
 上ると前方に空が見えてきて稜線近しを感じる。このあたりから所々に雪が少しある。今朝見えた石鎚山が白かったのでこのあたりも
 少しつもったのだろう。林を抜けると一面の笹原となり(2回目の休憩から40分で)すこし歩くと一の谷分岐の稜線に到着。
 

登山口(橋のむこうの左、左に見える木枠の所が砂防堰
その上を左側へ渡る。
一の谷分岐(左ちち山、笹ヶ峰へ、右冠山、平家平へ)

 林を抜けるあたりで高校総体(地区予選?)の高校生の団体に会う。最初は男子組20名以上の団体(各学校一緒に歩いている)
 少ししてから10名足らずの女子組が来る。山で若い人に会うと「将来も日本は大丈夫だ!」と思え心強く未来が明るくなる。
 ここを左に行くと、ちち山から笹ヶ峰。右に行くと冠山から平家平となる。稜線の手前からは寒風山、笹ヶ峰がきれいに見える。
 高校生たちは笹ヶ峰方面から来たこともあり(それだけではないが)左へ進む方の道は踏み跡はっきりしているが、右に進む方
 即ちわれわれの行く冠山への道は踏み跡がはっきりしていない。ところどころ道でないところも歩くが、たまにあるテープと少し先に
 見える踏み跡をたよりに進む。腰よりは低い笹なので助かるがそれでもスピードはガタ落ち。案内書で15分と書いてある所を30分
 かかって別子からの登山道と出会う一の谷越えに到着。

一の谷分岐から冠山への道ーー笹の中 この稜線を歩く道はスジくらいに見える。
右冠山、左遠くの笹原が平家平。
一の谷越え(別子サイドから撮影)

 別子の方から20人近い団体が登山中。その団体の通過を待ってその後をついて頂上に向かう。
 きつい坂のところでは雪が溶けてぬかるんで滑るので渋滞気味となり時間かかる。
 それにしても数年前別子からこの道を上った時の記憶には無いのに一の谷越えから冠山の間に急坂が何ヶ所もあり結構しんどい。
 この区間も案内書に書いてある時間の1,5倍を要してしまう。稜線に出てから時間がかかる理由の多くはやはり道の所の笹が
 刈ってなくて歩き難いことが主な原因だ。素晴らしいこのルートを訪れる人が増えるためにも近い中に整備されることを望みます。
 11:50頂上到着。頂上は狭い、平家平に向かう縦走路の途中に頂上の標識が立ててあるという感じ。頂上から(別子から来て) 
 右に少し行った岩の上が素晴らしい眺望ポイントになっており、前の団体の人は全員がそこで眺望を楽しんだ後平家平に向かう。
 われわれはその後そこに行きその近くで昼食とする。われわれも12人の団体なので後で上ってきた6〜7人の人は昼食場所を
 確保するのに苦労し縦走路のすぐ横で食事している人もいる。
 平家平は広くこういう問題はない故約20人の団体の人は平家平で食事なのだろう。
 12:30 頂上出発 ぬかるんで滑るので下りも上りと同じくらいの時間がかかり一の谷越えに到着、ここから一の谷分岐までは上りが
 多いので途中の休憩も含み来た時よりも時間がかかる。一の谷分岐の前の小さいピークからはちち山、笹ヶ峰、寒風山、伊予富士、
 西黒森、瓶が森、その向こうに石鎚、筒上山、手箱山とすばらしい山々が見える。

一の谷分岐近くからの赤石山系
右から二つ岳、東赤石、八巻山、物住頭
西赤石と続く
冠山頂上の少し前からの石鎚山系
前面の右寒風山、中央伊予富士の間のむこうに
瓶が森、西黒森、その左遠くに石鎚山
伊予富士の左遠くに筒上山、手箱山が見える。
冠山からの平家平 そのむこう遠くは
徳島の山?

 一の谷分岐からは途中ウグイスの声を聞きながら歩き易い落ち葉のクッションの効いたみちを下り15:07登山口に到着。
 縦走路の笹や冠山頂上近くの急坂には悩まされたが好天に恵まれすばらしい眺望が楽しめた登山でした。

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