20)久住山 (大分県)<1787m>

   登山日 2009年06月13日

   アプローチ  フェリー  12日21:55 松山発〜13日 5:00小倉着 (バスで乗船)
            バス   5:20小倉(フェリー下船)発〜6:40/7:30 山田SA(朝食)〜8:05九重IC出
                  〜8:35/8:45長者原(弁当受け取り)〜9:00牧ノ戸峠着

   歩行 9:15 牧ノ戸峠(1330m)〜 9:22 展望台〜9:35沓掛峠前の広場〜9:46 沓掛峠急坂下りた平地
       〜10:35 扇ケ鼻分岐〜 10:56 急坂下る(久住へ2,7km標識)〜11:02 星生山分岐〜
       11:16/12:00久住山避難小屋(広場)昼食〜12:02 久住別れ〜12:15 中岳別れ(下に空池)
       〜12:30/12:47 久住山頂上〜13:00 中岳別れ〜13:08/13:17 久住別れ〜13:50/13:55
       北千里浜〜14:13/14:18 すがもり越〜 14:40 硫黄山道路〜14:47 長者原への近道へ
       15:10/15:15 再び硫黄山道路〜15:27 ゲート(車進入止め)〜15:50 長者原駐車場(1030m)


   われらの山の会でミヤマキリシマを見に九州の名山「久住山」に出かけた。実はこの山は2003年6月にも
   山の会で出かけたが季節外れの台風のため途中で引き返したという因縁のある山なのである。今回も天気を心配
   していたが、予報だと雨マークは出ていない。天気予報の外れないことを期待し貸切バスで出発。
   旧東予市役所19:00発 途中で次々と仲間が乗車し総勢16名が揃う。松山観光港より小倉行きのフェリーに
   乗船。バス会社の交渉でわれらのグループに二部屋が確保してある。さっそく松山で買った缶ビールと持参の
   お酒他でぐっすり寝るため?の準備ーーが結構盛り上がって盛会となる。Nさんサクランボの果実酒美味しかった
   です。ありがとうございました。
   4:30頃起床 小倉の工場の明かりが見える。空は暗いが降ってはいない。
   5:20 バスに乗車したままで下船、走行開始。6:40 ウトウトしている間に山田SAに到着。うどんやラーメンを
   食べるところはオープンしているが朝定食のある食堂は7:00オープンとのこと。しかしすでに明かりはついていて
   従業員も見える。ドアーの所をかわるがわる覗いていると10分前には開けてくれる。希望の和朝食を食べる。
   7:30出発 、8:05 九重ICから一般道へ、途中長者原でバス会社を通じて手配していた弁当積み込む。
   長者原では曇りではあるが三俣山が頂上まではっきり見えている。予定の2分前というJRの列車並みの
   正確さで牧ノ戸峠駐車場に到着。駐車場には霧がかかっている。駐車場は満車でかなり下の方から道路の
   広いところにはたくさん駐車している。空は曇っていて霧もあり半そででは寒い。登山姿の人がたくさんいて
   どんどん出発している。トイレは6年前は行列であったが今日は行列にはなっていない。
   9:10過ぎに登山ゲートのところに行くが標識をバックに記念撮影する人多く順番待ち。9:15出発。
   霧のかかったコンクリートの直線の道を進む。気温がちょうどよいこともあり歩いている人みんな快調。
   7分で左に東屋のある展望台に着くが霧で見晴らしはきかないのでみんな立ち止まることもなく通過。
   9:35 大きな岩のところの牧ノ戸0,7kmの標識のある広場に着く。多くの人で混雑している。
   ここでグループの人みんな揃ったこと確認する。登山者多く、道も広いので16人の間にほかのグループの人が
   入らないようにすすむのは難しい。
   休んでいる人もいるが、急坂を上るのに時間がかかり渋滞という感じ。とにかく狭い岩の道を前の人について
   上り、今度は急坂を下りる。下りる方が渋滞している感じ。ここの道から少し外れた最高点が沓掛山と後で知る。
   急坂を下りた平らな所に牧ノ戸1,0kmの標識がある。

牧ノ戸峠登山口 沓掛山直前 写真左側に道がある まだ霧濃い 沓掛山頂上近くの道

   ここから少しすすむとところどころにミヤマキリシマが見えてくるここらあたりでも花は十分残っているので
   上の方はもっときれいだろうと期待が高まる。
   ただ霧が深く道路のすぐ近くしか見えない。ここからはなだらかな上りの道を進む追い越して行く人、
   追い抜かれる人多くの人が頂上を目指している。10:35 扇の鼻分岐の標識のところ通過。ここも広場に
   なっていて晴れていればきれいなはずだが本日は霧で何も見えない。10:55また急坂を下る。前回はこのあたりで
   引き返したのだろうか?急坂を下ったところで引き返したのは確かだがその時も霧でまわりが全然見えなかった
   のではっきりしない。<牧ノ戸2,9km><久住1,7km>の標識がある。このあたり一瞬少し霧がうすくなると
   道路右側にミヤマキリシマがたくさん咲いているのが見える。11:02 星生山分岐通過、霧が濃くすぐ近くしか
   見えない。

扇ケ鼻分岐 まだ霧の中 扇ケ鼻分岐近くのミヤマキリシマ
牧ノ戸2,7km標識近くで 左の写真の下の方

  やがてゴツゴツの岩の中を進む。左側にポツンポツンと色の濃いミヤマキリシマが見える。霧が無ければ
   もっと沢山みえるという雰囲気。やがて急な下りになる。少し下りると広場が見える。3分ほど急な下りを進むと
   広場に着く。広場の奥に避難小屋とトイレが見える。11:16広場着。広場にはたくさんの人がいる。
   女性用トイレは行列。広場の左側岩の間にきれいなミヤマキリシマが見えるが撮影しようとデジカメの準備を
   している間に霧で見えなくなってしまう。ここのはずれの岩のゴロゴロしたところで昼食。昼食を終えた頃霧がはれ
   昼食していたところの正面に久住山が姿を現す。中腹にピンクの幕のようにミヤマキリシマが見え頂上近くの
   岩の稜線を歩く人の姿まで見える。いつ霧に包まれてしまうかわからないのでみんな競って撮影。広場の左側には
   星生崎の岩峰も見える。こちらの中腹のミヤマキリシマもきれいだ。出発の準備をして久住別れの方に少し進むと
   天狗ガ城が見える。山一面ミヤマキリシマに覆われているという感じ。

久住山避難小屋の広場 左側トイレ 星生崎(避難小屋広場より)
やっと見えた久住山山頂 霧のはれた久住山山頂と中腹のミヤマキリシマ

12:00久住山頂上へ出発。
   

天狗ケ城(久住別れ近くより)ピンク色はミヤマキリシマ 久住別れ

  すぐに久住別れの標識のところ通過。この時には天狗ガ城は霧の中で見えない。さっき撮影してから5〜6分で
   変わってしまっている。がれ場の歩きにくい急坂を上り12:15 中岳別れに着く。ここでまた霧が少しはれて
   空池の斜面のたくさんのミヤマキリシマが見える。ここからがれ場を進むこと15分(12:30)久住山頂上に到着。
   頂上では北〜東の方向の霧がはれ天狗ガ城〜中岳〜稲星山が見える。久住山近くの稲星山方向の斜面にも
   ミヤマキリシマ多い。一緒に登ったTさん”この景色で元気回復!ここにず〜っと居たい!”とご機嫌。霧がはれ
   少し日がさすとさわやかでもっともっと景色を楽しんでいたい。と同感。

ミヤマキリシマ(中岳別れ近く) 久住山頂上(遠く右 中岳、左 天狗ケ城)

頂上近くからのミヤマキリシマ

  山頂の標識をバックに全員揃って記念写真を写し12:47下山開始。
   13:08 久住別れに到着。北千里浜への下りがきつそうなのでここで一息いれ13:15出発。岩の多い急な坂を
   ゆっくり下る。これだけ急だと下りでも汗が出る。20分ほどで急坂下りきり、ゆるい傾斜を
   15分ほど歩き北千里浜に到着。下りでも急坂は疲れる、ここで一服し13:55出発 
   14:07 <右 坊ガツル><左 すがもり越>標識がある。

久住別れ上からの北千里浜 すがもり越 坊ガツル別れの標識

  われらは左 すがもり越への坂を上る。5分の上りですがもり越に到着。
   ここには石とコンクリートの避難小屋があり何人かの人が休憩中。中は覗いていないのでどんな状況かは
   わからない。小屋と反対側に三俣山の登山口があり上の方から10人以上のパーティーが下山中
   三俣山中腹にもミヤマキリシマが見えている。ここから石のゴロゴロした歩き難い道を下る ここを下っている間に
   上ってくる10人以上の2つのパーティーに出会う。みなさん本日は法華院温泉泊まりとのこと。

すがもり越 三俣山登山口 広い道路からの硫黄山


   20分ほどの下りで今は殆ど水のない砂防ダムのたくさん設置された川を渡り車の走れる広さ道路(硫黄山道路)に
   出る。ここから谷の奥を見るとたくさん水蒸気が噴きあがっているのが見える。黄色い硫黄が析出しているところ
   もあり、広い道路はそちらの方へ延びている。硫黄の臭いもある。広い道路を7分ほど歩くと右側に長者原への
   近道の標識がある。右に入るとまた狭い登山道となる。草や笹や間の道を下る、黒土で急なところは滑りやすい。
   途中馬酔木の多いところも通過する。25分ほどで再び硫黄山道路に出会う。ここからは硫黄山道路を歩く15分
   足らずで車進入止めのゲートのところ通過それから20分ちょっとで長者原の駐車場に着く。
   最後35分ほど歩く硫黄山道路はコンクリートで登山靴では結構膝に応えた。
   ミヤマキリシマの花の多さに圧倒された楽しい登山でした。お世話下さったMさんはじめのみなさんありがとう
   ございました。
   
   追記
     宿泊は筋湯温泉 九重悠々亭 
                少なくともここの宣伝部長の一人?は犬の”エンジェル君”です。(部長の名刺を持っています)

     14日は高さ日本一(173m)の九重”夢”大吊橋と湯布院散策。
          佐賀関〜三崎フェリーで帰るコースでした。
   

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