三嶺  1893m
登山日  2014年06月29日

アプローチ  7:00 東予総合支所〜8:10 池田井川I.C出〜8:50 道の駅にしいや〜9:50 名頃駐車場

歩行  10:00 名頃登山口発〜10:50 林道横切る〜11:55 旧奥の(林道終点)登山道との合流点〜12:00
     旧林道下からの登山道との合流点(頂上まで1,8km標識)〜12:15< ←下山方向 三嶺山頂→>の標識
     〜12:50岩の下に小さな祠のある所〜13:00 ガレ場〜 13:10 池のところ〜13:30 頂上(昼食) 14:10
     〜14:35 ガレ場〜15:12 頂上まで1,8km標識〜15:55/16:05 林道横切る〜16:35 名頃駐車場

山学会2014年6月2回目の例会で徳島・祖谷の名頃から登る三嶺に出かけた。
山学会では過去に三嶺に登山したことあるが名頃登山口からの新道からの登山は初めてである。
東予総合支所を出発し東予丹原ICから高速道を井川池田ICまで走り32号線の大歩危からかずら橋の方へ走り、
かずら橋の奥の方名頃まで3時間弱(約150km)走る。
三嶺登山口の名頃駐車場は全面舗装で休憩出来る建物とこれとは別棟のトイレ舎のある立派なもの。
橋を渡って駐車場に入っていくとベンチに座った案山子さんたちが迎えてくれてつい頬がゆるむ。
早速準備をしトイレの先の登山口の標識から山道に入る。
名頃駐車場 登山口は奥の建物(トイレ)の先 名頃駐車場の登山口

よく踏まれた道で歩き易いが少し歩くと急な坂道となる。
モミやブナなどの多い林の中の尾根道を歩く、林の中は落ち葉が多く草や笹は殆ど生えていないので踏み跡は1本でなく
複数のところがあるが10mもすると合流し1本の道になる。いずれにしろ道の先の方を見ると必ず見える間隔で赤テープが
あるので安心してどちらの道でも歩くことができる。ほんのちょっとだが勾配のきつい近道を歩くかちょっと回った勾配の緩い方を
歩くかだが、まだ歩く人が一方にかたよっていないので道が二つある感じになっているようだ。
殆どかなりきつい坂、時々なだらかという道を(休憩10分を含み)50分歩き(10:50)林道と出会う。
林道との出会い


林道を20mほど歩き右側の急な階段からまた山道に入る。今までよりきつい坂が少しだけ少ない尾根道を歩く。
林道から1時間近く歩くと(11:55)下山の時にその道に入らないようにロープが張ってあり「遭難が多発しているので下山は
こちらのルートをご利用ください」とわれわれが今登ってきた道の方に→のある案内が木に取り付けられている所に着く。
入らないようにロープの張ってある方に見える道が以前林道終点から登って来た道だと思う。
旧林道終点からの登山道との出会い


このあたりの少し前から20分ほどはモミの大きな木の多いほぼ平らなところが続く。案内のあるところから5分ほどで
「頂上まで1,8km」と今まで上って来た道と違う道に「名頃(林道)1,4km」の標識のあるところに着く
旧名頃近くの登山道との出会い 左の標識近くにある通行止めの案内板


ここにも道の入り口に木が置いてありそこに「通行止め この地点から三嶺林道へ下る登山道は台風で非常に荒れており
遭難の危険があります。尾根づたいの新ルートをご利用下さい」の案内板が置いてある。
ここが以前名頃から少し入ったところの林道からの登山道との合流点だろう。このあたり風が涼しく心地良い。
<このあたりが案内書に書いてあるダケモミの丘と思うが今回標識を見つけることはできなかった。もし無くなっているのなら
 復元されるよう希望します。> 
「頂上まで1,8km」の標識から20分ほど歩くとまた坂道となる。上るにしたがってまわりの木も細く今までよりは低いものになる。
12:50 右側の大きな岩の下に小さな祠のあるところ通過、そこから10分ほど歩くと林が切れてガレ場にでる。
岩の下に小さな祠 ガレ場


ここも林道が崩落した時の台風で崩れてガレ場になったのか道の場所が変わったのか?とにかく以前はなかった道だと思う。
歩き難いガレ場の道を歩き、大きな岩の下の急斜面を斜めに横切って最後まっすぐに上ると目の前に池が現われる。
右に行けば避難小屋、左に行けば三嶺頂上である。ただしここから見える左のピークは頂上ではなくて頂上は(ここからは見えない)
その先のピークである。左へ=頂上へ進む、途中から振り返ると池とその周りの笹原そして避難小屋がきれいに見える。
次郎笈は見えるがこの時剣山は雲の中、途中コメツツジの花も少し残っているのが見える、池の見えたところから20分ほどで頂上に到着。
頂上への途中から池と避難小屋 頂上から遠く天狗塚(三角のピーク)を望む


頂上の標識の先に天狗塚のピークのテッペンその右に牛の背の笹原が見え頂上からはそれに連なる笹原が見えるが残念ながら太陽は
雲の中で緑の鮮やかさは少ない。頂上は以前よりも土のむき出しのところが増えて周りの方に自然保護(植物再生)のためシートが
敷いてある。林道が崩れて登山口から3時間以上かかるようになっても登山者は多いという証なのだろうが、やはり心痛む。
頂上の風は涼しく、半袖の人は寒いくらいと言っている。
頂上での記念写真撮ろうと他のグループで上っていた若い女性にシャッター押しを頼むと彼女は小生に”寒風山でご一緒しましたね”と言う、
言われるとすぐに気が付く。10年近く前に冬の寒風山に彼女の今日のグループの人たちと一緒に登ったのだ。
彼女は10年近く前とほんとに変わらない姿、かたちで今日も標高差900mを超す山を上ってきた疲れが全然感じられない。
元気でなにより!こちらも元気をもらってルンルン気分となる。彼女がこれからも元気で山登り続けられんことを願う!

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