14)笹ヶ峰(1859m)−−−(頂上までは行かず)−−
       登山日:2009年01月18日
     
     アプローチ:6:00今治(アウトドアショップELK店)出発〜6:25壬生川〜6:50加茂川橋から194号線へ〜
            7:05下津池〜7:20吉居通過〜7:40登山口
 
     歩行 :8:05登山口発〜8:55沢(本谷)との別れ〜9:25/9:40宿〜10:35/10:50丸山荘〜11:30樹林帯
          終わり(引き返す)〜12:00/12:50丸山荘(昼食)〜13:15/13:45宿〜14:15沢との別れ
          〜14:55登山口帰着。

   1月4日に買った10本爪アイゼンを使ってみたくて、今治のアウトドアショップELKのトレッキングに参加した。
   6:25壬生川横町のバス停近くでピックアップしてもらう。曇っていて風が無いのであまり寒くない。7:05中津池から林道へ入る。
   薄暗いがあたりは見えるという状態。少し走った広いカーブのところから雪で白くなった下津池の棚田がきれいに見える。
   7:20吉居の集落のあったところ通過、このあたりから道路ほぼ全面積雪。道路には新しい轍があるとのことで
   われわれの他にも今日笹ヶ峰に登ろうとしている人がいるらしい。車に揺られながら雪の積もったガタガタ道を
   ゆっくり進む。雪が積もっていてもここのガタガタ道はやっぱりよく揺れる。7:40駐車場到着、香川ナンバーの車が
   1台駐車していて、男性一人が準備中。 このあたりの積雪15cm以上あり、いつも駐車する登山口の標識のある
   駐車場より少し下の駐車場に止める。ここから先には人の足跡はない。雪はふかふかなのでここではまだアイゼンは
   装着しない。上の方は積雪多いだろうと予想&装着しての歩行練習も兼ね各自スノーシューを背負う。スノーシュー
   持っていない人には店で準備してくれているので小生はストック2本つきでそれを借りる。(ストックは最初から使う)
  

駐車場 右へ進んで行く。 登山口(下山後撮影)

   8:05出発。香川ナンバーの人はまだ出発しないので(車中で食事中?)われわれがトップで足跡のついていない道を進む。
ーートップではないので実感はないがーーー。標識のところから坂道となるが雪は柔らかく、アイゼンなしで滑ることはない。
   父子で参加している小学校4年生(と後で聞いた)の女の子が前の方を歩いているが元気、どんどん進んで行く。
   小生はついて行くのに精一杯という感じ。30分ほど歩いたところで駐車場で会った男性が追いついてきたので
   先に行ってもらう。8:55本谷と別れ(=左折)て急坂にかかる。ここでは2本ストックが役たつ。実は小生いつも
   ストック1本なので歩行での2本ストックははじめて。この坂の途中で少し雨が降り出す。
   9:25 宿に着く。ここで休憩し雨具を着、皆はスノーシューを装着するが、小生は試したいので新しいアイゼンを装着。
   ここから丸山荘へのルートは右に行くルートとほぼ直進し西山越えに至りそこから右に行くルートの二つあるが、
   先に行った人は右のルートを行っている。西山越えルートの方が道はいいのにと思って聞くと西山越えルートの方が
   積雪が多いので右ルートを選ぶとのこと。アイゼンでスノーシューの跡を歩くと少し沈むが大雪ではないので問題ない。
   

宿 百葉箱の残骸 ん十年前から残っている。 丸山荘 玄関の横に温度計がある。

   10本爪は前に使っていた6本爪の簡易アイゼンより踵が安定し歩き易い。10:35丸山荘に到着、いつの間にか雨が雪に
   変わっている。軒下の温度計は−2℃、丸山荘はこの日は閉まっている。ここに荷物を置いて、ここでもう少し進んでみる組
   とこのあたりを スノーシュー散策する組に分かれる。元気のいいお嬢ちゃんは散策組で残る。
   小生はここでアイゼンからスノーシューに変え進んでみる方の組にはいる。
   10:50出発、スノーシューでの歩行は初体験。スノーシューそのものは軽いのだ前に進める時に抵抗があるので
   歩くのに使うエネルギーは大きい。急坂では足を”逆ハの字”に広げないと滑り易く、2本ストックは必需品である。
   小さい木の上に積もった雪を踏み抜いてドスンと股近くまで沈んでしまうということはないようだ。
   夏の登山道と思われるところをジグザグに上って行く。途中で、先に上っていた人が下りてくるくるのに会う。
   彼も頂上までは行かなかったとのこと。樹林帯の中だが風は冷たい。上って行くに従ってガスが濃くなり視界が悪くなり、
   雪も深くなる。11:30樹林帯の終わり近くまで進みわれわれも引き返す。途中尻制動で直滑降を楽しむ人もいるが
  

以前のスキーゲレンデ スノーシューつけての雪の深さ

   小生は新雪の中を真っ直ぐに下りてみる。この程度の雪ではスノーシューの沈みの程度が丁度よく快適に下ることができる。
   12:00丸山荘にもどり昼食。居残り組が丸山荘の庭に大人の背丈に近い大きな雪だるまを作って待っていてくれた。
   昼食はELKさんの豚汁サービスがありマイナス気温の中たいへん美味しい。御馳走さまでした。
   12:50スノーシューをアイゼンに変え(他の人はスノーシューのまま)出発。13:15宿着、ここでコーヒーサービスあり。
   雨はあがって青空も見える。 殆どの人はスノーシューはずす。小生はアイゼンつけたまま。13:45出発。
   このあたりからは雪が溶けている。急坂では滑る人もある。元気のいいお嬢ちゃんも時々コケルが軽やかなので
   怪我の心配はない。最近山で子供を見ることが以前より減ってさみしい思いをしているが今日は元気のいい子が
   一緒で元気をもらえる。これからも楽しい山行を続けて山好きになって欲しいと思う。メールやゲームで休日を過ごすことなく
   元気に動きまわって置くことはきっと本人の将来の財産になると思う。途中から笹ヶ峰の頂上近くまで見える。
   雪はどんどん溶けている。14:15本谷との出会い、14:55登山口にもどる。10本爪アイゼン、装着も簡単で
   歩行もし易いこと確認でき次につながる山行であった。

                HOMEへ
                                                                このページTOPへ