笹倉湿原&岩黒山(1746m)

登山日 2014年5月17日

 アプローチ(=車) 7:15 東予総合支所〜7:40 11号線⇒494号線〜<7:47/7:55 白猪の滝駐車場>〜8:45 面河
             494号線⇒12号線〜<おもごふるさとの駅>〜9:20 金山谷登山口
             13:40 金山谷登山口〜13:50 土小屋 16:15発〜16:35 瓶が森駐車場通過〜17:07 寒風山登山口
             〜17:50 加茂川橋〜18:10 東予総合支所

 歩行 笹倉湿原: 9:33 金山谷登山口〜9:47 沢渡る〜9:52 林道と別れ〜10:21 倒木の所通過〜11:00 カラ沢に入る
             〜11:13 風呂釜のある所〜11:25 笹倉湿原(昼食)12:10発〜12:19 風呂釜のある所〜
             12:58 倒木の所通過〜13:25 林道との別れの所〜13:30 沢渡る〜 13:40 金山谷登山口
     岩黒山   14:00 土小屋登山口〜14:25 尾根〜14:35 右に大きな岩のある所通過〜14:40 尾根に戻る
            15:00/15:10 岩黒山山頂〜<丸滝小屋の方へ>〜15:20 丸滝分岐〜15:27 トラバース道へ
            15:57 土小屋登山口

 5月11日に予定していた例会を天気のため中止したので、リーダーが17日に代わりの山を計画してくれた。
 笹倉湿原でウマスギコケを見てアケボノツツジの期待できる岩黒山にも登ろうという贅沢な計画。
 臨時計画だが参加者11名あり。行きは11号線で桜三里を走り、河の内隧道を通り坂の下の三差路を右折し494号線へ入り、
 黒森峠に向かう。494号に入って走行1時間ほどで面河支所の先の方で御三戸からの道に合流(シグナルあり)、ここを左折し
 面河渓の方へ向かう。途中<おもごふるさとの駅>で休憩する。名物のコンニャクを買っている人もある。
 9:20 金山谷登山口に着く。準備をして9:33出発、最初は草が生えて荒れているが広い林道。入口には車が入らないように
 鎖が張ってある、歩行者は支柱の横を通って入る。15分ほど歩くと沢を渡る、ここの道は崩れているが直されていないので
 渡る前の所(右岸)は歩き難い。沢を渡って5分ほど歩くと右側に「笹倉湿原」の標識があり、ここから細い坂道を歩く。

金山谷登山口:駐車している車の前に鎖がある 林道と別れ登山道へ:赤いのが「笹倉湿原」の標識


 ツガやブナの大きな木の中の急坂を歩く、途中大きな木の山桜がまだ咲き残っている。細い道に入ってから30分ほど歩くと
 林が途切れ、大きな倒木のあるところに出る。この倒木を乗り越えてすすむ。このあたり道は荒れていて歩き難い。
 よく見るとちゃんと踏み跡はあるが、どちらに進むかという時には赤いテープが非常にありがたい。ここからは木がまばらで
 陽の差す長い笹の中を進むので暑い。少しすすむとまたブナやツガの林に入る。道のはっきりしないカラ沢のようなところもあり
 背丈より長い笹なのかか竹なのかわからない藪の中を歩く時もある。

倒木を乗り越えてすすむ(下山時撮影) カラ沢を歩く

 ここでも所々にある赤い目印が有難い。これがないとキョロキョロと踏み跡を探すのに時間が掛ることだろう。
 やがて杉やヒノキの人工林の中を少し歩くと昔作業小屋があったという平らなところに出る。五右衛門風呂の風呂釜だけが
 転がって残っている。この重いものを昔の人たちは担ぎあげたのか?橇のようなものに乗せて引き上げたのか?
 いずれにしろ大変な労力を使ったことだろうと御苦労を思う。
 その頃は湿原とウマスギコケはどんな状態だったのだろう?興味あるところだ。
 ここからは少しのアップダウンの人口林の中を10分ちょっと歩くと林が切れた空間にコケの生えた湿原が現われる。
 笹倉湿原だ!中央付近にまだ水が残っているところが少しある。 コケの生えている広さは数年前に来た時とあまり変わらない
 ように思うが、コケの色は茶色い所がある。これは季節なのか?枯れつつあるのかド素人の小生には分からないが
 コケを踏んだような跡はないし、湿原に倒れ込んだ木にもコケが生えて残っているので写真撮影のため踏まれることは少ないようだ。  
 積極的な宣伝もせず、道の整備もしないという対策でなんとか退化を遅らせているように感じた。
 しかし、念のため湿原の周りにこれ以上湿原に(=コケに)近づかないようにロープを張ってはっきりさせたらいいのではないかと思う。

笹倉湿原(1):向こうの白っぽいのが笹、この笹がコケの方に広がってきている。
笹倉湿原(2) 笹倉湿原(3)


  
 13:40 車にもどりそのまま出発、土小屋に向かう。よく晴れていて林道から二の森、石鎚山がはっきりと見える。
 こちらから見る石鎚は岩の尖峰で瀬戸内海側から見る岩の壁と言う感じとは全く違う。久しぶりに見る尖峰を車窓から撮影する。

石鎚山:土小屋へ向かう途中撮影


 ドライバーを務めているやさしいリーダーが撮影ポイントでは徐行してくれるのがうれしい!10分ほどで土小屋駐車場に到着。
 駐車場のトイレよりの所から岩黒山の中腹にアケボノが咲いているのが見える、十分期待できそうだ。

 14:00 土小屋発、寒風山や伊予富士と同じようにここも登山道わきの笹が刈ってあって歩き易い、少し歩くと日なたなので暑い。
 20分ほど歩いたところの道のすぐ傍に花のよくついた木がありさっそく撮影。登山口から30分弱(尾根にでて3分ほど)歩いた道の
 左上にある大きな木にもたくさん花が咲いている(この時間逆光となりちょっと残念だが)これも何枚か撮影。

20分ほど歩いた所にあるアケボノ 30分ほど歩いた所、有名な名木

 この先の方で一度急坂を下り(大きな岩の巻き道)大きな岩の下を通り5分ほどかかって尾根に登り返す。
 尾根道に出て3分ほど進むと左側少し下がった所に大きなアケボノがあり、この木も今年は花が多くしかも今日が見頃である。
 この木も瓶が森をバックにしてよく撮影される木である。
 笹の中を少し下りて撮影、瓶が森もちゃんと入れたつもりでシャッター押したつもりだが後で見ると瓶が森は花の影。残念。
 ここから10分ほど歩いたところには石鎚山がバックに入るアケボノの木があり、今年はこの木にもたくさん花が咲いている。

バックは瓶が森:中央より右の遠くのピーク バックは石鎚山


 その他にも道の近くに花をたくさんつけた木がいくつかありそれも撮影しながら上る。写真撮影に時間かかり土小屋から1時間かかって
 頂上に着く。頂上では水分補給と集合写真撮影し丸滝小屋の方へ下山する。左側の下の岩の方にもアケボノがたくさん咲いている。

岩黒山山頂 丸滝小屋の方へ下山中に見えたアケボノ


 20分足らずでトラバース道に合流しトラバース道を歩いて土小屋にもどる。トラバース道の近くにもアケボノあるはずだが、低い所は
 散ってしまったのかキョロキョロしながら歩いたがアケボノの花を見つけることできなかった。頂上から50分弱で土小屋にもどる。

 16:15 土小屋出発、帰りは瓶が森林道を通る。林道からも方々にアケボノが咲いているのが見える。
 子持ち権現の頂上近くにもたくさん咲いている。子持ち権現の頂上近くにもアケボノツツジあること聞いていたが、実際に見るのは
 初めて、ここでもドライバー(=リーダー)が撮影ポイントで車を止めてくれ写真撮影。

子持権現頂上のアケボノ


 不通になっていた瓶が森の男山の下の所を開通後初めて通る、舗装はまだ出来ていないがきれいに修理されている。
 瓶が森林道走る間ここにもアケボノがこんなにあったのか!という所が何ヶ所かある。今年はほんとにアケボノがよく咲いた年だ。
 と全員一致。
 ウマスギゴケとアケボノツツジの名所”岩黒山”の満開のアケボノツツジを堪能したすばらしい山行だった。

      このページトップへ                                              ホームへ