筒上山   1859m

登山日  2010年08月08日

アプローチ  7:05 東予総合支所〜7:15 加茂川橋から194号線へ〜7:45 寒風山トンネル出口〜8:00 寒風山登山口
         〜8:35 瓶が森駐車場〜8:50 土小屋

歩行 9:05 土小屋発〜9:50/10:00 丸滝小屋〜10:08 コル〜10:35 急坂スタート〜10:38/10:43 キレンゲショウマ撮影
    〜11:00/11:10 手箱越え〜11:20 第2鳥居〜11:28 ロープの所通過〜11:35 頂上(昼食)12:05〜12:15 ロープへ
    〜12:25 第2鳥居〜12:32 手箱越え〜12:48 キレンゲショウマ〜13:15 コル〜13:27 丸滝小屋〜14:05 土小屋

われらの会の8月例会はキレンゲショウマの花を見ることも兼ねて石鎚山系の筒上山とした。
天気予報では高知市は降水確率高いが瀬戸内海側からは石鎚連峰がよく見えている。
車中より「石鎚縦走」のページに使う写真撮影。寒風山トンネルを高知県側に出ると雲は低い。
8:00 寒風山登山口通過、駐車している車は数台で少ない。瓶が森林道に入ると曇っているうえにガスってきて薄暗い。
林道途中から晴れていればよく見える伊予富士や西黒森、瓶が森の頂上はガスの中で全く見えない。瓶が森駐車場の先の
展望台からの石鎚山も全く見えない。8;50土小屋に着く、この時間まだ降ってはいないがガスって湿っぽい、天気のためか
この時間でもまだ駐車スペースが何台分も空いている。曇っているが一応日焼け止めも塗って9:05出発。石鎚の方に向かう人はいるが、
(反対方向の)岩黒山、筒上山に向かう人は殆どいない。登山道に入ってちょっとで岩黒山への分岐(左:岩黒山)を通過、
林の中の湿気の多い道を歩く、雨上がりで木も草も苔も水分を十分含んでミドリ濃い。途中で写真うつす。
雨上がり ミドリ濃い ノリウツギ?の花


20分も歩くと雨が降り出したようだが、大きな木の下を歩いているので直接雨にあたることはない。ただ林のきれた所では
雨が降っていることがはっきりわかるほどの降りだ。そして蒸し暑く、上りで汗が出だすとブヨらしき虫が顔を中心に露出部にどんどんよってくる。
虫除けのスプレーで顔を中心にガード、この間にご夫婦らしき二人が追い抜いて行く。9:52 丸滝小屋に到着、栄養補給。
じっとしているお互いを見ると頭の周りには無数のブヨがまとわりついている。それを見て小生はタオルを取り出し”頬かむり”でガードする。
雨は雨具を着けるほどではない程度の小降り。歩きだすとブヨの数は減るがそれでも顔の前で手を振って追っ払いながら歩く。
10分足らずで鞍部に着く、ここから絶壁に設けられた鉄の桟道を歩く、この桟道が無いときはおそらく急な尾根道を歩いたはず。
この桟橋のお陰で筒上山、手箱山の土小屋ルートを歩く人が随分増えたことであろう。桟道を設置してくれた人々に感謝。
桟道が終わるといつもは快適なブナの林のなかの平坦に近い道だが、今日はを追っ払いながらの苦行である。
丸滝小屋から45分ほど歩くと急坂が始まる。最初の鉄の急な段段をあがってすぐにキレンゲショウマの群落が道の両側にある。
花は道路に近いところに一部咲いているが一番密生している道路から離れた下の方はまだ蕾である。
キレンゲショウマ(1) キレンゲショウマ(2)
キレンゲショウマ(3) キレンゲショウマ(4)


道路に近いところの花を撮影。そこから急坂を10分ちょっと歩き緩やかな坂をすこしあるいて大きな石の間を抜けると前左側に
巨大な石垣が現れる。ガスの中なので石垣の上にいる人が霞んでいるので余計に大きく感じる。11:00 道場のある(手箱越え)ところに到着。
ここでも立ち止まるとすぐ虫が寄ってくる。道場前の広場には10人近い人が休んでいる、中に香取り線香を下げている人がいたので虫の
寄り方を尋ねると”ゼロにはならないが随分減りますよ”とのこと。虫除けスプレーよりは香取り線香の方が効果があるようだ。完全を期すため
には何人かの人が着けているネットが必要のようだ。手箱越えからも頂上の方はガスの中。この状態だと頂上まで行っても何も見えないかも
しれないがここまで来たのだから頂上まで行くことにする。雨具は着ないが笹は濡れているのでスパッツ装着する。
白い鳥居をくぐり2番目の鳥居までの急坂の上りに10分近くかかる、2番目の鳥居を過ぎるとすぐにロープ使用の岩登り場になる。
最初の岩場が濡れていて滑り易く時間をかけて通過。岩登り10分足らずで笹原の道にでる。(岩場の通過は一人だけの登山なら5分も
あれば通過できるほどの距離。)風が出てきて涼しく、ガスもうすくなる。なによりも虫がほとんど居なくなってたすかる。
岩場を抜けて7〜8分ほどで頂上に着く。遠くの山は見えないが二つのお社ははっきり見えるほど視界は開けている。
道場石垣、上にいる人が霞んでいる。 頂上 頂上の端の方は霞んでいる。


ガスの少ない間に証拠写真を写してから昼食とする。頂上はわれらのグループだけでだれもいない。昼食後来た道を引き返す。
下りも同じくらいの時間がかかり手箱越えに到着、休憩もせず通過。ここまで下りてくるとやはり虫が多い。
キレンゲショウマのところで道の上に咲いているのを上る時とはちがうアングルで撮影する。
急坂終わってすこし進んだところで大きな団体さんに会う。最後の人に聞くと高知からの人たちで34人の団体とのこと。
目的は筒上山か、手箱山か、はたまたキレンゲショウマか聞くこと忘れたがこの時間にここの場所通過だとキレンゲショウマが
主目的かなと勝手に想像する。小生このあたりから左目の視野が狭いことに気付く、同行者が”左目の上が腫れていますよ”言う。
ブヨがいくつか左の瞼を刺したようだ。ブヨもおそるべし。というより子供の頃はブヨの多い山村で育ってブヨに刺されたくらいで腫れるなど
経験したこと無かったのにいつの間にかアレルギー体質に変わってしまったのだと情けなく思う。13:27 計画の時には天気が良くて
展望がきけば岩黒山経由で帰ることも考えていたがいまにも降りそうでガスっているのでトラバース道を通って14:05土小屋に到着。
天気が良くなく、虫に襲われた登山だったがキレンゲショウマの花を間近に見るという収穫のある登山だった。

    このページトップへ                                              ホームへ