第5日 (10月27日)

 本日も好天気。昨日 コンビニで買ったサンドイッチで朝食を済ませ、ホテル7:00前にチェックアウトし駅へ向かう。
 外は寒い。正面から見る青森駅の建物は小さくて県庁所在地の駅とは思えない。
 7:24 ホームに入っている青森駅始発の列車に乗る。発車までには時間あるが列車の扉は閉まっている。
 寒いので停車時間の長い時はドアーは自分で開け自分で閉めるというルールのようだ。
 冬の寒さの厳しさを思う。列車は4分で新青森駅へ到着。ここからはやぶさで仙台に向かう。
 仙台では仙山線の発車まで少し時間あるので駅構内の店で仙台のお土産(お菓子)を家内が買い入れ。
 10:07仙台発の列車で本日観光の山寺へ向かう。途中黒い雲が出て暗く雨が降りそうな天気となる。
 山寺の前、面白山高原駅をを出ると車窓から紅葉のきれいな面白山高原渓谷が見える。こちらも見に行きたい景色だ
 11:09 山寺着 大勢の人が下車する。空は明るく雨の心配はないが日差しは無くて寒い。こういうシチュエーションで
 トイレに行く人は多い、駅舎の女性用トイレは長い行列家内も行列に加わったが随分待たされた。聞くと女性用トイレ
 2つとのこと。観光客増加対策が望まれる。
 昼食はネットで調べていた「滝不動生蕎麦」へ行く。空席は少ないが待たずに座れる。
 ここでは「更級ざる」を食べる かためで歯ごたえがありそばの甘みを感じる美味しいそばだった。
 量は多く(四国の)普通の店の大盛りより多めなのに880円は安い!さすが評判の店12:10店を出るときには
 店の中のイスだけでなく外にも待つ人がいた。
 「滝不動生蕎麦」からお土産屋の連なる道を5分ほど歩き登山口から奥の院を目指す。石段を上がり根本中堂から
 山門へ向かい、入山料300円を払い入門。多くの人が上っている。ここでも日本人と同じ顔だが言葉が違う
 外国の人が多い。大きな杉の木の多い参道の階段を上って行く。後期高齢者であるわれわれよりは若い人が多く
 流れに乗れず追い越されながら進む。ただ狭いところでは立ち止まると渋滞になるのでどうしてもオーバーペースで
 歩き、暑いし景色を楽しむ余裕がない。山門から10分ほどで「せみ塚」を通過。塚の説明板があるがゆっくり読む
 雰囲気では無いのでカメラに収め後で読むことにする。山門から15分足らずで仁王門に着く。ここは広くて一休み
 ここから振り返る参道は杉に囲まれ深山幽谷という雰囲気だが参道は多くの人で混雑。でも話声は少なく静かだ。
 仁王門から10分ほど階段を上ると阿弥陀如来をまつった大きな建物の中相院、ここでもちょっと休み水分補給。
 中性院から石段を5分で終点の奥の院に着く。ここでちゃんとお賽銭を上げてお祈りする。<元気でここまで上れた
 ことに感謝>
 下山は上った所をそのまま引き返すのではなく右に行く。最初は岩の穴の中に建てられた小さな「三重小塔」。
 格子の中にあり小さいので教えてもらわないとわからない。小生も大きなカメラで撮影中のおばさんに教えてもらい
 見ることができた。そこからちょっと下がったところがよく知られていて山寺の写真では必ず出てくる
 開山堂と納経堂そして五大堂である。ここからの景色はすばらしい。
 下りの方が岩の中へ建てられたお堂や参道周りの鬱蒼とした林など上りに見えなかったところが見えて
 山寺の雰囲気を感じる事ができる。13:45山門に戻り立石寺本坊を経由し下山する。
 ところで松尾 芭蕉の「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」の雰囲気の岩はどこだったのだろう?と気になるが
 ここだという確信が持てない。せみ塚のうしろの大きな岩がそうだと思うがが”静けさ”や”しみ入る”感じが
 うすい。
 ーーそこでネットで調べてみた。以下兵庫県の人の<今日のことあれこれとーー>2012.05.27の
 <「松尾芭蕉が「閑さや岩にしみいる蝉の声」の句を詠んだ> という書き込みの一部からの要旨。
 芭蕉が吟じたのは、昼なお暗い仁王門や釈迦堂下のせみ塚あたりの景色である。そこには百丈岩が
 屹立している。 「閑さや」は立石寺境内全体が醸し出す雰囲気で見て感じるもので岩そのものの感じではない。
 その時音がしないとか閑静であることを強調している訳ではなく芭蕉は立石寺の見目を表現しているのだ。>ーー
 ということで場所はせみ塚の所で岩は百丈岩と納得する。
 14:57発の列車で山形へ、山形で乗り換え15:37 かみのやま温泉に着く。駅から本日宿泊予約している
 「仙渓園月岡ホテル」に電話すると迎えに行くとのこと。駅で待っていると18人?乗りのバスで迎えに来る。
 これに二人だけ乗ってホテルへ行く。申し訳ない感じ。
 夕食は大広間でのバイキング (霜降りの牛肉の陶板焼きは席にセットされている=食べ放題ではない。)
 100種類を越える料理が並んでいるとのことだが全部は見ていない。アルコールは有料で専用の場所に
 陳列してあり伝票にサインで入手。ここでもビールと日本酒冷(300mlの瓶)を飲む。

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  山寺遠望
 
  山門
 
  参道
 
  せみ塚 蝉の声がしみいったのは後方の大きな岩?
 
  仁王門から(下り)参道
 
   胎内堂
 
  開山堂と納経堂
 
   五大堂からの風景
 
    奥の院