10)寒峰(徳島) 1604,4m

登山日   2008年9月13日



アプローチ:7:05(西条市東予総合支所)〜7:10東予丹原IC入り〜8:13池田井川ICより32号線へ〜
8:45大歩危橋(国道からかずら橋方面へ)〜9:00/9:10道の駅にしいや〜9:40京上から(左折)八幡神社方面へ
〜9:50住吉神社(登山口)

歩行:10:05登山口スタート〜10:30林道と出会う〜11:05/11:15福寿草群生地(標識)〜11:45稜線〜
12:00三角点通過〜12:30鞍部(すすき)〜13:05/13:50寒峰頂上〜14:00落合峠への分岐(標識)〜
14:45杉林の中作業小屋跡〜15:15(左下に)民家(空家)〜15:35林道(延長工事中)〜15:55登山口


9月13日 福寿草で知られる秘境 祖谷の寒峰に出かけた。
われらの山の会の案内に福寿草の群生地の表示があるが、(今はありません。)と書いてある。
旧東予市役所出発、池田井川ICから国道32号線を走り大歩危橋からかずら橋方面へ。
道の駅にしいやでトイレ休憩した後、かずら橋へかずら橋の手前に右側へ行く広い大きい道ができている。
この道を走ると橋を渡り大きく左にカーブ、左側(道路と川の間)に広い駐車場と売店&レストラン?の建物がある。
かずら橋より奥ー剣山方面ーへ行くにはかずら橋に並行してかかっている橋を渡り以前の道に戻らねばならない。
結局大回りになる。かずら橋を見ないのなら旧道を進んだ方が早い。
かずら橋には大勢の人がいて車の走る橋に脚立を立てて記念撮影しているグループもある。
9:35旧東祖谷谷村の中心京上に着く、ここで道路脇に駐車中のご夫婦に登山口の住吉神社への入口を尋ねる。
住吉神社よりその手前にある八幡神社の方が知られているようだ。八幡神社への入口ということで教えてもらう。
入口に大きな標識は無いようでご主人の方が”そこまで行ってあげようか。”とおっしゃる。車は反対方向を向いて
いるのでそれは辞退して車をすすめる。それにしてもずいぶん親切な人だ。ありがとうございました。
教えられた通り右側の中学校へ入る道を過ぎてすぐに左側に入って行く道があり、入口に「八幡神社」と書いた
小さい標識がある。
曲がりくねった細い道を7分ほど走ると八幡神社のある集落にでる。お祭りが近いのか幟がたっている。
ここを通過し5分足らずで登山口の住吉神社に到着。神社への石段を通り過ぎた先に普通車4台ほど止めることの
できる駐車場がある。(最初の写真の先の方) 神社への石段のすぐ近くの道路も広く縦列駐車は可能である。

住吉神社の所の登山口 案内板もある。 住吉神社前の道路からの寒峰
(頂上は杉のうしろ)

石段をのぼり、鳥居の先から左の道に入る。小さな竹林を過ぎ杉の林の中を進む。10:30林道に出る。林道を横切り削られた急傾斜に
つけられた道を上り再び杉の林の中を歩くこと35分で福寿草群生地の標識の所に着く。
ここはかってミツマタ畑だったと説明されている。(尾野 益大著「四国の山を歩く」ナカニシヤ出版)

林道に出会う 福寿草の群生地

ここから10分ほど歩くと人工林の中の急登が始まる。とにかく真っすぐな道が上へ延びている。
20分ほど頑張ると稜線に着き傾斜はなだらかになる。人工林を抜けて少し歩くと三角点のある所に到着する。
ここが1424mの三角点と思うが標高は確認できなかった。三角点の所から20分ほど進むと下りにかかる。
これが西寒峰の巻道なのだろう。(西寒峰の頂上は見ることできなかった。)
少し登りかえすとススキの多い鞍部に出る。ススキのむこうに→付きの寒峰の標識が見える。

鞍部のススキの原(中央小さく白く見えるのが標識) 見返り草の群落


ススキは150cm以上の高さで踏み跡を探しながら歩くと前方は見えない。標識のある方向に見当をつけて
とにかくすすむ。このススキの先、ブナの林の中に何ケ所かみかえりそうの群落がある。
ススキのところから20分ほど歩くとまた急登となる10分ほど息を切らせて登ると緩やかになり5分もすると
寒峰頂上に到着する。頂上からは360度の眺望が楽しめた。近くに前烏帽子その向こうに烏帽子山、その右
遠く矢筈山が見える。遠くに平に見えその両端に尖ったピークが見えるのは三嶺と天狗塚であろう。

寒峰頂上 後方烏帽子山〜前烏帽子 遠く三嶺(左)から天狗塚の山並


頂上にはリンドウ、梅鉢草も咲いている。

トリカブト 山芍薬の実
ふしくろせんのう(節黒仙翁) 梅鉢草


帰りは上りとは別の道を選んだ。落合峠の方へ10分ほどすすむとピークの右下に落合峠方面との分岐の標識が
ある。ここを右側に下りて行く。急坂を下り稜線を歩く、標識のところから40分ほど下り稜線から左側の大きな杉や
檜の林にはいる少し下りると倒れた作業小屋のところを通る。この小屋跡から10分ほどで稜線にもどり右側の
谷の斜面を下る。道は斜面がところどころ崩れて狭いところがある。稜線から20分ほど歩くと左側に空家と思われる
民家が見える。前記の本の著者が歩かれた時にはここに住んでいた人があったはずだが今は家の周りにススキが
しげり人の住んでいる気配はない。ここから20分歩き工事中の林道にでる。林道を20分歩き登山口にもどる。
林道は途中で分岐していた。登る時に横切った林道はこの分岐の上の方なのだらう。下山の時にはその場所は
通らなかった。


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