三倉岳(702m) 広島県大竹市
登山日:2009年 9月 5日
アプローチ:7:10 今治北I.C入り~9:45 大竹I.C出 国道2号線~9:50 2号線から186号線へ~10:20栗谷~
10:25登山口広場着
歩行: 10:35 登山口発~10:55 Aコース、Bコース分岐(標識)~11:07 4合目小屋への標識(すぐに5合目標識)
~11:17 6合目~11:30 7合目~11:58 朝日岳と中ノ岳鞍部~12:01/12:07 朝日岳(605m)頂上
~12:10 鞍部へ戻るー昼食ー12:37~12:50/13:00 中ノ岳(635m)頂上~13:30/13:40 夕陽岳(680m)頂上
~13:45 9合目小屋跡(三倉岳への分岐)~14:15 6合目~14:20 5合目~14:30 分岐左へ(橋を渡る)
~14:36 4合目小屋別れの標識(11:07通過の所)~14:45 A,Bコース分岐標識~15:00 登山口広場
我らの山の会の今回の山は広島県大竹市の三倉岳である。
広場にある三倉岳休憩所(管理センター)で入手した三倉岳県立自然公園協議会のパンフレットによると、
”標高約702mの花崗岩の麗峰で、鋭くとがった三つの峰を持つ山容は「三本槍」の異名をもっていてロッククライミングの
格好のステージとなっている。”とのことであるがわれらは一般道での登山である。
栗谷の集落で左折した道を5分足らず走ると道路右側の少し低いところに駐車場が見え、何台か駐車しているが、
左側に上っていく舗装道路がありその分岐のところに「←三倉岳」の小さい標識もあるので(少しでも楽に頂上に着けるように)
こちらに乗り入れる。すぐにログハウスの管理センターのある広場に到着する。登山道入口のところに「→WC」の大きい
標識があるがこの→の方向にはトイレは見当たらない。トイレは登山道を100m以上進んだところにある。(この看板→が
正しい方を向くよう取り付け改善した方がよいーー登山者は下の駐車場から歩きなさいということか?パンフレットによると
下の駐車場のところにもちゃんとトイレはある。)
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登山口 右のWCの標識の→が問題。 左の黒っぽい板の表示の↑が正解。 |
右から朝日岳、中ノ岳、夕陽岳。 |
トイレの近くにはキャンプのテントサイトがあり、炊事棟もある。そこを抜けて
15分ほどでAコースとBコースの分岐の標識のあるところに着く。われらはBコース(右側へ)すすむ。
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Bコースは先に朝日岳の方へ行く道 |
11:07 四合目小屋への標識のところ通過、そのすぐ上に五合目の標識があり、胴乱岩の説明の板もこの近くにあるが、
胴乱岩は林の向こうではっきり見えない。このあたりから急坂となり大きな段差の階段が続き息がきれる。
11:17 六合目 急な階段は続きスピード落ちる。11:30 七合目の標識通過、 11:35 ロッククライミングの基地
道路の両側にあり、ザイルを持った2組が岩に取り付き始め。一人は休憩中。急坂を上り続け11:58に朝日岳と中ノ岳の
鞍部に到着。ここに荷物を置き右側の朝日岳頂上に向かう。5分足らずで頂上に着く。頂上は木の中で右下の方に進むと
展望のきくテラスにでる。
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デジカメでフラッシュが必要なほど鬱蒼としている。 | 朝日岳頂上、景色を見るには頂上下を右側へ |
鞍部にもどり昼食(われら13人のパーティーだが中ノ岳の頂上で13人が食事をする場所をとると
他のパーティーの場所がないとの経験者の判断)。眺望はきかないがカメラの設定オートフラッシュではフラッシュが作動する
ほどの木陰で動かなければ汗はでない。12:37 出発 右にまわりこむとすぐに狭い岩の間の鎖場を上る。その次の鎖場は
岩に鉄筋を打ち込んで足場にしてある前より長く急な鎖場。ここを通過し少し進むと右側に平らな岩場があり展望がきく。
ここから見上げる木の中の峰が三角点のある三倉岳(と推定)、そのすぐ先で縦走路から左に上っていくとすぐ中ノ岳の頂上。
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中ノ岳の前の展望台からの三倉岳 | 中ノ岳頂上 |
岩の先の方に行くとスタートした広場が真下に見えるが高所恐怖症の小生は腰が引けて少し見ただけで中央にもどる。
確かに平らなところはそう広くない。10分ほどの滞在で夕陽岳に向かう。縦走路は急な下りで下りに鎖場もある。
鞍部まで約7分、鞍部から鎖場を含む急な上り約20分で夕陽岳頂上への分岐に着く、ここからは2分ほどで頂上。
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夕陽岳頂上から中ノ岳を見る。 | 夕陽岳頂上 |
ここの頂上も平らではあるがあまり大きくない岩が3個ほどという感じ。眺望を楽しむためにはどうしても岩の端の方に
行かなければならず、小生は落ち着いて景色を見る余裕がない。10分ほどの滞在で下山開始。
5分で九号目小屋跡(小屋は屋根だけ残ってつぶれている)ここから三角点のある三倉岳に向かう道があるが、
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夕陽岳下縦走路の標識 | 九号目小屋後(茶色いのが小屋の屋根だった) |
4年前に来た人の「頂上は木の中で何も見えなかった」という情報で三倉岳には行かないで下山する。
ここからの下りも急坂&急階段、八合、七合、六合目と標識あり下りなので一合約5分のペースで下りるが汗だくである。
6合目から下は坂は緩くなる。14:20五合目標識通過。14:30左へ分岐道あり(標識はない)パンフレットにある広場より
ずっと下の神ケ原駐車場に下りる道に入らないように左側へ進む(すぐ橋をわたる)。6分で朝通った4合目小屋への標識のある
ところに出る。それから約10分でA,Bコース分岐の標識に出、さらに10分で炊事棟&トイレのところにもどり、15:00
広場に到着。休憩所に”氷”の旗が揺れているのを見つけ、かき氷を食べる。大汗の後のかき氷は最高!
ここの管理人さんによると三角点のある三倉岳の頂上もいくらか木を切り眺望がきくようになったはずとのことであった。
標高差約500mの山であったが9月はじめで気温も高く、急坂で大汗をかいた登山であった。
下りてから改めて”三本槍”を見上げるとよくぞあの上に立ったものだと思う岩場の山だ。
今、登山の記録をまとめてみて鎖場の写真がひとつもないことに気がついた。小生は写真撮影の余裕のないほどに上り下りに
必死だったんだ悲しく思った次第です。
(朝日岳、中ノ岳、夕陽岳の標高はwww.geocities.jo/suzuka/inndex.html さまのページからの引用です。)