筒上山   1859m

登山日  2018年06月17日

 

 アプローチ 6:55 旧東予体育館駐車場~7:37 寒風山トンネル出口~7:53 寒風山登山口~
        8:50 土小屋(筒上山登山口)

 歩行   9:13 土小屋~10:02/10:12 丸滝小屋~10:25 鞍部~11:02 急坂下(ここから急坂上る)
     ~11:27/11:45 手箱越(道場の所)~11:55 鎖取り付き~12:20 筒上山頂上(昼食)13:10
     ~<尾根道ルート下山>~14:20/14:30 トラバース道(朝の登山道)合流~14:36 鞍部~
      14:47/14:57 丸滝小屋 ~15:47 土小屋

 われらの山の会(山学会)の6月例会で石鎚山系・愛媛高知の県境の筒上山に出かけた。
 山学会例会でこの山に登るのは2010年以来で、小生も山学会で来た2010年以来で久しぶりである。
 東予体育館駐車場を6時55分にスタートして約1時間で寒風山登山口到着、トイレ休憩。
 駐車場は80%以上埋まっていて現在登山準備中の人も多い。
 よく晴れた瓶が森林道を順調に走る。神鳴池を過ぎたところの林道から(左側)雲海の上に手箱山、筒上山、
 岩黒山、石鎚山そして近くには瓶が森がきれいに見えるので停車して写真撮影。
 8:50 土小屋に到着、神社前の駐車場は満車だが面河側の駐車場は半分以上空いている こちらに駐車。
 登山準備後、トイレをすませ、9:13~登山開始。歩き始めてすぐに岩黒山と丸滝小屋の分岐の標識あるが
 ここは巻き道である丸滝小屋の方へ向かう。前半は殆ど上りの無い道を歩くが後半は小さいアップダウンのある
 時にはごつごつした石の上を歩く道を歩き1時間ほどで丸滝小屋に到着。
 ここでは10人を越すグループが休憩中。このグループはわれらが着くと2~3分で出発、われらはエネルギーや
 水分補給で10分休憩。いずれにしろこの道をほぼ同じ時刻に大勢の人が歩いているのは心強い。
 ここから鞍部までの間に登山道崩れたところあるが補修されており、ロープもあるがそれでも滑落すると大事故に
 なるので足下に注意しながら通過する。10分ちょっとで鞍部に着く、愛媛側の谷から吹き上げてくる風が涼しく
 心地よい。鞍部からちいさなピークの巻き道を5分ほど歩くと右に尾根に向かう道がある。
 これが筒上山への白ヤシオが多く見られる尾根ルートとのこと(われわれも帰りにここに下山してきた。)
 ここでは以前歩いた(左側の)トラバース道を進む。岩の絶壁に作られた鉄板の登山道を何カ所か歩き
 大きなブナの木の林の中のあまり上りを感じさせない道を(鞍部から)35分ほど歩くと急な上り道が始まる。
 途中には歩き難い鉄に段を付けた手すりのある所も通過する。この急坂は20分以上続き息が切れ、汗がでる。
 大きな岩の割れ目を通過すると手箱越えは近い。岩の割れ目通過から5分足らずでお城の石垣かと思うほどの
 立派な石垣が右側に見えてきてその下を進む、石垣の上には立派な道場がある。
 <この道場は高知に本拠を置く「大峰宗<オオブシュウ>石鎚山覚心寺」派の修験者が修行を行う道場とのこと>
 ここが手箱越えで筒上山には道場の左上に見える白い鳥居の方に向かう。手箱山は鳥居に行くのと反対側に
 ある登山道を進む。
 道場の石垣の上で走ってきた林道の方の山々の景色を楽しみ20分近く休憩し筒上山に向かう。
 白い鳥居の上にある二の?鳥居までの直登を10分ほどかかって上る。この直登はきつい。
 8年前に来た時には二の鳥居の下に左に行く(鎖でなく短いロープで通過できる)巻き道があったのだが
 今日は見えない。今日は鎖ルートで上ることにする。鎖の他にロープが2本あるところもある。
 小生は半分以上ロープを使って上った。鎖は引き寄せることができないがロープは引き寄せることができるので
 非力な老人にはロープがあって助かった。10分ほどで鎖の所とその上の急坂を通過し右に「参拝順路」の標識の
 ある分岐に出る。    <わたし個人としてはこの鎖場は足下の見にくい下りは避けたい!>
 我々は道のはっきりした左へ進む。ここからは8年前に歩いた同じ道だと思う。
 15分ほどで(丸滝小屋であったパーティーが主の)大勢の人のいる頂上に到着する。
 本日下界は気温高い予報だが1859mの頂上では晴れていて日差しはあるが暑さは感じない。
 さっそく昼食。昼食後全員(11名)での記念写真のシャッターをこれから下山の3人のグループの人に頼む。
 この人たちは尾根ルートで上り、尾根ルートで下りるとのこと。笹が伸びていて藪漕ぎに近いというブログも
 あったので心配だと聞いて見たところ心配するようなことは感じなかった。とのこと。
 そして10人を越すグループも尾根道から来られましたよということで、われらもリーダーの判断で尾根道ルートで
 下山することに決定。3人のグループ、10人を越すグループ下山後 13:10 下山開始。
 薄雲が出てきて時々日は陰るが視界は良好。先頭を歩くと笹が伸びていて時々立ち止まって踏み跡やテープ
 捜すことあるが全く解らないということはない。ただ笹で見えない所に石があったり、段差があったりするのでステッキで
 笹をかき分けながら進む。途中2カ所ロープを使うところがある。1カ所は2m足らずで問題ないがもう1カ所は4~5mあり
 一人づつ通過するので渋滞する。ここで先にスタートした10人超のグループに追いつく。
 われわれは決して早くないのにどうしたのかと問うと前のグループの最後尾の人が「体調の悪い人がいて」と教えてくれる。
 そういうこともあり、このロープ下りたところでわれらが先に下山することになる。(これが後で幸いする!)
 ロープから少し進んだところでわれらより後で頂上を出発した二人組の若い人が追い越していく。
 われらはその後について行く。ほんのちょっと進んでまだかれらの姿が見えているとこでかれらは尾根から外れ
 右に急坂を下りはじめる。数m遅れで彼らが下り始めたところに行くと右の方がよく踏まれていて尾根の方は
 踏み跡よく見えない。テープ捜すがすぐ近くにはない。尾根の方遠くに小さい赤いのが見えるようだがとにかく
 確信のない悲しさ、見えている人について右に下りる。歩き難く10mほど下りたところで下りると二人の姿見えなくなる。
 踏み跡も笹が倒れているだけで道にはなっていない。今まで歩いてきた道より歩いた人が少ないのは確実だ。
 上に残っている人に尾根筋にテープ見えないか尋ねている間に先ほど追い抜いた10人超のグループが追いついて
 きて尾根筋に道があること教えてくれる。一番下りていた小生は歩き難い笹の生えた坂を上り返し今度は最後尾を
 歩く。尾根の道は歩き易くやがて朝見た分岐のところに14:20に下りる。
 帰ってから国土地理院の地図でチェックすると途中で右に急坂を下りる道は高知県の「名野川登山口」へ下山する時の
 近道のようでそれなりに歩く人があり踏み跡がついているようだ。国土地理院の地図にはもちろん尾根道も記載されて
 いる。結果として事前に地図をチェックしていれば混乱することなかったと反省した次第。(長々と失礼しました)
 合流地点で10分休憩後 14:47 丸滝小屋に着き10分休憩、ここから1時間歩いて土小屋に戻る。

 どういう理由か解らないが手箱越えからの鎖を上らないルートが無くなり鎖を上るルートだけになったので
 危険の少ない尾根道ルートを歩く人が増え道も歩き易くなったということだろうと推測する。
 従来とは違う道を歩いての筒上山登山で初めての山に登った気分の登山であった。



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  筒上山(右)と手箱山(左) 瓶が森林道より
 
  筒上山 よさこい峠駐車場より(下山後=帰りに撮影)
 
  道場石垣と筒上山(後方の山)
 
  筒上山頂上 標識の遠くのピークは石鎚山
 
  鎖取り付き部
 
 鎖登坂中 (Uさん撮影)
 
  尾根ルート(下山時)の道 こんな所もある。