雲仙・国見岳 1347m

登山日 2019年09月11日


アプローチ 
 西条市東予丹原IC~<高速道>~大洲IC~八幡浜~<197号線>~三崎港~<九四国道フェリー>
        ~佐賀関港~大分宮河内IC~<日出JCT~大分道~鳥栖JCT>~諫早IC~57号線~雲仙仁田峠

歩行
 14:45 妙見駅(ロープウェイ上駅)発~14:55 妙見神社~15:10 国見別れ~15:30 国見岳頂上 15:45
 ~16:00 国見別れ~16:25 妙見神社~<15分間 展望台>~17:50 妙見駅

 山学会の旅行&登山で雲仙温泉へ出掛け、山は国見岳(1347m)に登った。
 5:50東予丹原IC入りでスタート 三崎港から九四国道フェリーで佐賀関港に渡り、大分宮河内IC~大分道~長崎道~
 諫早ICと高速道を走り諫早ICで高速道を下りて、57号線を走って14:20にロープウェイのある仁田峠に着く。
 
 仁田峠駐車場は海抜1100mで曇っているが風がないので蒸し暑い。
 駐車場のきれいなトイレで用を済ませ、すぐそこに見えているロープウェイ下駅(仁田峠駅)への緩い坂を歩く。
 蒸し暑いので緩い坂でも歩くだけで汗がでる。
 14:35 ロープウェイ出発 乗客はわれわれ17名の他は3名の計20名 平日のこの時間は時刻表ではなく
 乗客が一定以上あれば出発するという感じでの運転。14:40 妙見駅(ロープウェイ上駅)の駅舎を出る。
 ここにはトイレがある。14:45歩行開始、広場の奥の広い道を少し上るとちょっと広いところで道は左右に分かれている。
 ここは左 妙見神社の方に進む(右に行くと展望台)14:55 妙見神社通過、妙見岳のトラバース道を進む。
 最初は少し下る感じだが高低差は少ない。妙見岳のピーク下を過ぎてトラバース道が尾根道になると右に普賢岳の一部が
 木の間から見える。15:06 木が途絶えたところから普賢岳の後ろに雲を被った平成新山の火山岩が見える。
 平成新山の頂上は雲の中でまったく見えないがとにかく平成新山(の一部でも)見るのは初めて、みんな写真撮影。

 15:10 大きな標識のある 国見別れ(普賢岳へ向かう道と国見岳頂上へ行く道の分岐)に着く、われわれは国見岳へと進む。
 少し歩くと急坂が始まる。国見岳への登山者は多くないのだろう、この道は笹で覆れてところが多い。
 国見別れから10分ちょっと歩くと鎖のある岩場に着く、鎖の道3ルートあるが、楽に登りたい人には
 一番奥(頂上に向かって左側)のルートがお勧めだ。このルートが鎖使うところが最も短い。
 短い鎖場もう一カ所越えて15:30分 岩のある国見岳頂上到着。
 風の無い蒸し暑い中で岩場を登るのに力を使ったので汗びっしょり。頂上から平成新山の見えるはずの方向は濃い霧で
 先ほど尾根道で見えた火山岩もまったく見えない。頂上で少し待ってみるが濃い霧は動きそうもないので15分ほどの滞在で
 15:45下山開始。鎖場や急坂は下りる時も体力を使うので汗をかきながら下山。16:00 国見別れにもどる。
 
 尾根道を木の切れ間では平成新山の見えるであろう左側を見ながらすすむ。16:09 見えた!晴れた空の中にはっきりと
 平成新山の溶岩ドームの群れが。とにかく写真撮影し、広くない撮影場所なので次の人にゆずる。
 (平成新山よく晴れているのに溶岩ドームのどこかに薄いガスがかかる、これは今も上の方では蒸気を噴いているためだと。
  後で教えられた)
 来た時と同じ妙見岳の巻き道を歩き16:25分 妙見神社に戻る。妙見神社の社の左に見える妙見岳頂上への道?には
 ロープが張ってあって立ち入らないようにしてある。信仰のためか道が荒れたためか妙見岳への登山は止められているようだ。
 予定より早く下りてきたので展望台へ行く。展望台からも平成新山がよく見える。15分ほど景色を楽しみ16:55頃
 妙見駅にもどる。
 標高は 妙見駅1280m~<アップダウンあり>~国見別れ1290m~国見岳1347mと標高差少ない登山であったが
 風がなく蒸し暑い中での国見岳への急坂では大汗をかいた登山であった。

 平成新山 
  日本で一番新しい山で長崎県の最高峰 普賢岳の東方500mに現れた溶岩ドーム
  平成2年11月17日の雲仙普賢岳の噴火からほぼ半年後の平成3年5月20日初めて溶岩ドームが出現して以来
  13の溶岩ドームが誕生し、ドームは成長と共に幾度かの崩落を繰り返しその崩落の際に引き起こされたのが
  火砕流で、平成3年6月3日に発生した火砕流では地元消防団員、警察官、報道関係者等43人もの尊い人命が奪われた。
  
  島原市に最初の溶岩ドームが出現して5年目を迎えた平成8年5月20日にこのドーム部分を「平成新山」と名付けた。
  平成新山の標高は平成7年6月の 1488mをピークに現在はやや縮小して1483mとなっている。

  普賢岳は平成2年11月噴火~平成10年4月の間入山禁止であった。

  火砕流:高温のマグマの細かい破片が気体と混合して流れる現象。空気より重く火山体の斜面を高速で流下する
       温度は100~700C スピード=時速数十~200km

  <おまけ>雲仙の旅館での説明
     雲仙ではポンプでくみ上げたものは温泉とは言わない。湧き出た源泉(92度C)をいろいろ工夫して自然で
     温度を下げて浴場に源泉100%で給湯している。

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 国見岳 (妙見岳トラバース道より)
 
  普賢岳(右側のピーク) 後の雲の中に平成新山のピークがある
 
  国見岳頂上 向こうに見えるピークは妙見岳 
 
  やっと見えた平成新山  手前の右のピークが普賢岳 下山中国見岳と妙見岳の間の尾根道より
 
  平成新山 ロープウェイ下駅(=仁田峠駅)近くの展望台より) 緑の山の中央 普賢岳 左のピークは立岩の峰
 
  がまだすドーム駐車場からの平成新山 左肩の部分が普賢岳、その左の台形 右のピークが国見岳、中央左のピークが妙見岳
 
  雲仙地獄 宿泊した宮崎旅館の部屋から撮影 地獄散策中にも撮影したが湯気が多くて紹介できる写真なし