伊予富士   1756m

登山日  2012年11月03日

アプローチ  7:10 加茂川橋より194号線へ〜7:35 寒風山トンネル出口〜7:50 寒風山&伊予富士登山口

歩行     8:05 登山口出発〜8:30 左に砂防堰見える所〜8:55/9:05 桑瀬峠〜9:35 支尾根分岐(笹原へ出る手前)〜
        9:57 左に大きな岩のある所〜10:25 伊予富士頂上(昼食) 10:50〜11:15 左に大きな岩のある所〜
       11:45 支尾根分岐〜12:10/12:20 桑瀬峠〜12:35 左に砂防堰見える所〜12:55 登山口

この時期、天気によってはすばらしい霧氷に出会うことができる寒風山や伊予富士に出かけるべく天気予報に注目していた。
11月2〜3日は大陸からの高気圧が近づき気温が下がり、晴れるとの予報。
2日の朝、自宅近くから好天なら見える瓶が森や笹ヶ峰は厚い雲の中なのでこの日は登山中止。
天気予報だと3日は一日中晴れと出ているのでとにかく行ってみることにする。
6:50自宅出発、山は雲の中、平地もどんより曇って暗いがとにかく山へ向かう。194号線を走ると好天なら見える寒風山も伊予富士も
雲の中で全く見えない。寒風山トンネルを出て登山口への林道を走っていると、林の中は暗くてオートに設定しているライトが点灯する。
そんな天気だが、7:50登山口に着くと駐車場はほぼ満車で多くの人が登山準備中。,うす暗く風もありヤッケを着ないと寒い。
8:05出発、いつものことながら上り始めの急坂は10分も歩くと身体が温ったまる。いつも水分補給する左に砂防堰の見える所では
数十m先にいつも見える堰が霧の中で見えない。それほど霧は深い。桑瀬峠近くでもう下山してくる人に会う。寒風山に登ったとのこと。
「霧氷はどうだったですか」と聞くと「上の方にはありましたよ」との答えで元気がでる。それにしてもまだ9時にもなっていないのに
寒風山へ登り、下山してくるとは随分早い出発&健脚だ。8:55桑瀬峠に到着、霧の中で眺望はまったく効かない。笹の葉が露で
濡れているのでここでスパッツを着ける。2年前の同じ日の経験から霧氷が登山道近くにある(はずの)伊予富士に向かう。
伊予富士への道も笹が刈ってあって露に濡れることはない。霧の中笹原を20分ほど歩くと尾根の北側の林の中に入る、木の下に
雪のような白いものがある。よく見ると細長い氷だ。このあたりの木には霧氷は少しも見られないのでおそらく昨日の霧氷の落ちたものだ。
道に落ちたものは溶けたのだろう、道は湿っていて滑りやすい。
寒風山から下山した人が言っていたように(このあたりにはないが)もっと高いところには本日も霧氷ついているのだろう。
桑瀬峠から30分ほどで支尾根との分岐に着く、ここを右に曲がると林を抜け笹原に出る。天気が良ければここから小さなピークの向こうに
伊予富士が見えるのだが、本日は霧で伊予富士はもちろん近くの小さいピークも見えない。小さいピークを過ぎ2年前に霧氷がたくさん
付いていた木のところに来ると下には白く霧氷が落ちているが、木には付いていない。少し下り左に大きな岩のある平らなところに来る。
道から30mほど離れたところにある岩が霞んではっきり見えないほど霧が深い。ここから頂上までの急坂に備えここで水分補給する。
少し進むと小さな木の中を歩く、この辺りの木には少しだが木に霧氷が残っている。しかし90%以上は落ちていて道はぬかるんでいる。
ここで10人ほどのパーティーに追いつきその最後尾について登る。途中下山してくる人に何人か会うが道が狭く急坂なのですれ違う時
いつもかなり待たせることになりお互い時間がかかる。笹の中の道になっても濡れていて滑り易く、岩の小さな段もあるので時々は
手も使いながら上る、頂上近くなり頂上での会話が聞こえるようになっても頂上は見えない、それほど霧は深い。
10:25 伊予富士頂上到着、眺望は全く効かないそして寒い。
伊予富士頂上 視界悪い!

水場からの楽々コースかららしき登山者も多く頂上は混雑。
食事している人も多いので小生も一人分の席を確保し食事。食事中も登って来る人多い、食事中の人も寒くて何も見えないので
食べ終わるとすぐ退散という感じ。桑瀬峠の方へ下りる人よりも東黒森の方(多分水場へ下山)へ下りて行く人の方が多い。
小生も食事終わるとすぐ下山準備、頂上の標識のところで証拠写真のシャッターを押してもらってから下山開始。
歳とってバランス感覚が鈍っているので滑りそうな急坂は怖い!下り始めの15分ほどはかなりの部分を四つん這いで下りる。
当然時間もかかる、結局上る時と同じくらいじかんをかけて左に大きな岩のある所に着く。登る時よりは霧が薄れて岩がはっきり見え
岩の前で風を避けて4人のパーティーが食事中。ふり返って見ると頂上の方はまだ霧の中だが上る時より遠くまで見える。
5分ほど歩くと高知県側は晴れて林道がよく見えてくる。頂上の方を振り返ると薄い霧の中、頂上右側の岩峰の下に霧氷がぼんやり見える。
右上には青空も見えるので立ち止まって霧のはれるのを待つ。岩峰の右端では切れている霧が頂上近くになると重なって濃くなり、
切れめが狭くなって全体ははっきりと見えない。でもかなりの霧氷が残っていることは確かだ。5分ほど待つが同じ状態が続くので諦めて
歩きだす。でもいつ全体が見えるかも知れないのでふり返り、ふり返りゆっくり歩くと、5分もすると全体が見えた。
頂上にいる人も小さく見える。時間的に日の差さない所で少し暗いが霧氷はばっちりと付いている。何枚か写真写す。
11:23 少しガスが切れる。右に少し霧氷見える 11:34 やっと伊予富士頂上が見えた
11:35 また霧がーー  しかし、その30秒後にはかなりはっきり見える


まだ登って来る人と何回もすれ違いながら12:10桑瀬峠に着く、ここからも伊予富士の頂上がよく見える。
12:55 登山口に戻る。登山口の寒風茶屋の正面の方は朝には想像できなかったほどの青空で冠山がきれいに見える。
13:10 駐車場から冠山。


2年前ほどの天気には恵まれなかったが、一応一面の霧氷を見ることができた登山であった。

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