第2日 (10月25日)

 朝 6:00頃 部屋のカーテンを開けて見ると深い霧で何十mか先はぼんやりと白い世界。紅葉の美しさには相応しくない。
 が、空は明るい感じなのでその内霧はあがるという感じ。
 7:00 夕べの食堂でバイキングの朝食。いぶりがっこが美味しくてたくさん食べて家内に塩分取り過ぎを注意される。
 食堂では我々二人をいれて10人以上の人が食事しているが外国の人の方が多い。
 フロントで武家屋敷の端っこの方(表町上丁)まで歩いて行ってくるのに要する時間を聞いて8:00過ぎにチェックアウト済ませ
 荷物を預けて8:10 ホテル出発。予想通り霧はあがっている。フロントでもらった大きなガイドマップを見ながら歩く。
 この時間まだ歩いている人は少ない。武家屋敷の所に行く途中に銀行の建物が二つ(2社)あるがいづれも町に違和感を
 感じさせない配慮した建物にしてある。
 これは武家屋敷通りの一般の家も同じで塀は黒い板の同じ感じのものがずぅ~っと連なっているが、その中の家は
 古いものだけではなく新しい建物も多い。市民みんなの協力で道路に面した塀は古い形のものを残して通り全体の
 イメージは昔の感じを保っている。ということだと思う。そしてこの時間家の前の道の落ち葉の掃除をしている人が多い。
 公開している武家屋敷はそこに勤めている人かも知れないが公開していない一般の家は広い区域の掃除大変だと思う。
 9時前のこの時間に観光客はまだ少なく通りはたまに車も走るがそれでも静かで雰囲気は最高である。
 紅葉はまだすこしでこれからだが庭の方に見事に紅葉したものがあると門の所からシャッター押して撮影させてもらう。
 葉は落ちてしまっているが枝垂れサクラの見事な木が多く木に(市の保存指定?の)標識がありナンバーも打ってある。
 このサクラが咲いた時は見事で大変な人出だろうと想像する。道のあちら側こちら側、通り過ぎてから引き返す等
 ウロウロしてたくさんシャッターを押す。
 表町上丁の外れには広い駐車場がありトイレもある。この駐車場の所から引き返す。引き返す途中にはこれから
 武家屋敷通りに向かうであろう人とたくさんすれ違う。中にはレンタサイクルの人も見かける。
 駅に近いところで(土産物屋でない)普通の八百屋でいぶりがっこを売っているのを見つけ購入する。
 包装は地味なものだが土産物屋で売っている値段より30~40%安い感じ。(帰ってから食べると美味しい)
 僅かな金額だがずいぶん特した感じ。9:30 駅にもどる。
 角館10:00発の<こまち>で田沢湖へ向かう。13分で田沢湖着。駅のコインロッカーに荷物を入れ駅前の
 バス乗り場へ。10:45発の田沢湖一周バスを待っているのは2人の女性のみスカーフをかむり日本語でない
 言葉で話している(インドネシアの人?) しかし 発車までには中国系の人がどんどん並んで凄い人数。
 バスは補助イスまで使う満員でスタート。田沢湖へ向かう道から見える山はかなり紅葉が見える。
 高曇りで雨の心配は無いが日差しは弱い。12分で田沢湖畔着ここで10人以上の人が下車し(ここから乗車
 する人もあるが)満員状態では無くなる。バスは右側に田沢湖を見ながら時計回りに田沢湖湖畔を走る。
 時々黄葉、紅葉のある山の中の道を走る。20分足らずで「たつこ像」のある潟尻に着く、ここでトイレと観光を兼ね
 20分停車。みんな下車し、たつこ像のある方に向かう。たつこ像はバス下車2~3分のところの湖の中に立っている。
 写真で見ていた印象と違って金ぴかで若々しい。湖はもっと濃い青を期待していたが本日青空少なく青は少ない。
 岸近くの浅いところに10cmほどの黒い魚がたくさん見える。田沢湖にも魚がいることを認識する。
 バスは10分ほど走って秋田藩主由来の「御座の石神社」に10分停止。湖の畔に赤い鳥居が立っているが
 記念写真だけで引き上げる人多い、小生もその多数派の一人。バスはその後も湖畔を10分ほど走り12:54
 田沢湖畔へもどる。ここでも何人か乗り降りして、来た時よりは空いた状態で12:16 田沢湖駅にもどる。
 田沢湖駅前には食事するところ4店見えるがどこで食べるかうろうろしていると店から出てきた女性が
 ”お店探しですか?”と話しかけてくる。どうもこの店食事はお薦めするほどではないという感じ。
 その後で横浜から来たのだが前に来た時ここのスーパーでいぶりがっこをお土産に買って帰ったところ
 好評だったので今からそのスーパーに行くんだけれどよかったらご一緒しません?お土産屋さんよりずっと安いですよ。
 と誘ってくれる。われわれは角館で買ったと伝えご好意に感謝。角館のいぶりがっこの買い物正解を確信する。
 食事は別の店で冷の稲庭うどんを食べる。こちらで味わう稲庭うどん(一人前の量が多い)はやはり美味しい。
 13:11発のこまちで13:48 盛岡駅着。少し時間あるので紅葉の期待できる「盛岡城跡公園」へ市内循環バスで行く。
 ウィークデイの14時過ぎ人は少なくしずかな公園でまだ紅葉を楽しむ。
 駅へ戻り、バスで今晩宿泊のつなぎ温泉に向かう. つなぎ温泉で下車すると組合の車が待っていてホテル名を告げると
 連れて行ってくれるシステム。われわれと同じバスに乗っていたのは女性の2人の1グループのみで車出発。
 われわれの宿泊は長期滞在湯治と出張者のビジネスホテル感覚での利用をポイントにしているホテル。
 フロント近くにはこのホテルの経営者(何かの資格の証書が額に入れて表示してある)の指導で温泉療養した人の
 療養前後の血圧等の数値を比較しいかに改善したか実績をアピールしている。
 温泉療法は入浴と飲用によるが最低でも1週間は必要と書いてある。入浴と飲用併用というのは効果ありそう。
 17:00前に到着したときは駐車中の車1台でまだ空いている。(翌朝7時過ぎ部屋から駐車場見るとほぼ満車、
 スーツ姿の二人がこの時間に乗車し出発するところ。ウィークデイはビジネス客の利用が多いようだ)
 入浴時も小生の他は1人だけ、女風呂の方は入浴中ずっと家内が一人だけでかえって落ち着かなかった、とのこと。
 食事は部屋食であるが料金安いのでそれなりという感じ。でも前沢牛のミニステーキは美味しかった。

       次の日へ                                      日程へ


 
  角館 武家屋敷通り
 
  角館 武家屋敷通り 
 
  角館 武家屋敷通り  しだれ桜
 
  角館 武家屋敷通り
 
  田沢湖 たつこ像
 
  田沢湖
 
  盛岡城跡公園の紅葉